あらすじ
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言葉の「変化した意味」を知って、部下・上司とのコミュニケーションをスムーズに!
自分とは違う世代の人、上司や部下とコミュニケーションを取ろうとして、どういうわけか言葉がうまく通じないなと感じたことはありませんか?
それはもしかすると、時代とともに言葉が変化しているからかもしれません。
例えば「煮詰まる」という言葉、あなたは次のどちらの意味で使用していますか?
・議論が行き詰まってしまって、もうこれ以上新たな展開が望めない状態
・議論・相談などが十分になされて、結論の出る状態
(「意味変(変化した意味)」なのか「本意味(本来の意味)」なのか、本書で確認してみてください!)
そのほかにも、「『触り』の部分」や「穿った見方」など、本来の意味から変化して定着している言葉は、あなたが思っている以上に数多くあります。
とはいえ、言葉は変化するものです。変化した意味を「誤用」と決めつけるのは、もっとコミュニケーションを取りづらくしてしまいかねません。
そこで本書では、世代によって意味の理解が違う言葉を、日常語の中から厳選。「本来の意味」と「変化した意味」との違いを、シュールなマンガとともに解説しています。
本書を読めば、自分が認識していた意味は“どちら”だったのかを知ることも、部下や上司がどのような意図で使用していたのかを知ることもできます。
これであなたのコミュニケーションは、もっとスムーズになるはず!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・意味を理解してきちんと使える
・意味を理解しているが使いこなせない
・意味を理解していると思って誤解していた
・そもそも初めて聞いた言葉
が、ざっくり2:3:4:1って感じ?
言葉は生き物だしね。
使って間違えて、間違えたと思ったら時代が追いついたりして、それもまた楽しいのかも。
使わなきゃ使えないから、これからもアウトプットは大切にしよう。恥をかくのは承知の上で。
Posted by ブクログ
今まで3冊読んできた『悩ましい国語辞典』(シリーズ)の神永曉さんが監修者でした。
30代までの若者が多く使っている意味と、40代以上の人の多くが認識している意味、の2つに分けている。
確かに「あれっ、□◇▼〇って言ったのに、何かおかしいな」ということはある。
例えば、こんな言葉。
・煮詰まる
30代まで:行き詰って、これ以上新たな展開が望めない状態。
40代以上:十分に議論がなされて、結論が出る状態。
・潮時
30代まで:引き際。諦め時。
40代以上:ちょうどいい時。チャンス。
私の感覚だと線引きする年令は、30代までと40代以上でなく、40代までと50代以上かもっと上にシフトしてきているように思う。
自身も30代までが多く使うとされている意味で使っている言葉も多いと感じた。
例に挙げた「潮時」にしてもネガティブな「引き際(やめ時)」の意識で使うことが多い。
意味が変わってきた(と知っている)言葉はなるべく使わないようにするのがいいと思う。
対面で話をしている時は、話の流れやその時の状況で、どちらの意味でその言葉を使っているのか分かるが、
小説などの文章中に出てくると、どちらの意味で使っているか分からない時がある。
あまり使わない言葉や、どっちの意味でもあまり相違がないものもあるが、一度チェックしてみてもいいかも。