あらすじ
会社をリストラされたアラサー独身女子、まひろ。ふと見た映像に心を動かされ、「何もかもデトックスしたい」と旅に出た。向かったのは、子どもの頃一度訪れたことのある地、只見。宿の料理人が出す食事はどれも美味しくて、家に引きこもって以来まともなものを食べてこなかったまひろを、生き返らせてくれるようだった。拡がる自然と心づくしの料理で次第に落ち着きを取り戻していくが、以前訪れたときの記憶が頭をもたげてくる。
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福島の只見が舞台です。主人公が今の自分と重なり辛くて読むのを途中で辞めたりしましたが主人公が山菜や自然に触れながら快復していく姿を拝読していき、また自分も頑張れると思えました。それにしても世間は独身女性への風当たりが強いとリアルに思いました。
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福島の只見が舞台です。主人公が今の自分と重なり辛くて読むのを途中で辞めたりしましたが主人公が山菜や自然に触れながら快復していく姿を拝読していき、また自分も頑張れると思えました。それにしても世間は独身女性への風当たりが強いとリアルに思いました。
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旅という非日常の体験がデトックスになるのは、旅が好きな方なら頷ける感覚ではなかろうか。
自分もストレス発散、心のデトックスのために一人旅に向かうことも。
しかも、旅先でデトックス効果も期待できる山菜料理や森の木漏れ日に香りに「出合える」のだから最高だ。
リストラで荒んだ心体にはさぞ染み入ったに違いない。
「出会えた」のは物ばかりではないのだが、それはさておき。
心身共にボロボロになっていたまひろが、子供時代に10日間だけ過ごしたことのある福島の只見の旅館にて、癒されたり他のお客様のちょっとした謎に関わったりするお話。
その都度おいしそうな料理が出てくるし、只見の風景も描写されているので、読んでいるこちらも只見へ小旅行している気になれた。
読んでいてお腹すいてくるのは仕方ないとして。
ちょっとした謎解きは植物絡みがメイン。
探偵役は旅館の料理人兼若旦那。
特にもみじ天ぷらとコチョウランの話が印象的だった。
ただ彼とまひろの間にも実はちょっとした謎があって……これは作中にちょっとずつ伏線がはられていて、答え合わせはラストにどーんと。
ラストはね、もうヘタレめとは思っちゃったけど。
望みが、低すぎるのよ……そこが可愛くもあるか。
旅の醍醐味も十分感じられつつ、日常ミステリも堪能できる素敵な作品だった。
謎解きはほろっと泣けるのもあって、感情揺さぶられる点もデトックスに。
読んでいるこちらも癒されました。
取り敢えず、自分も味噌汁党に入党したい。
そして元上司はぶん殴ってもいいと思います、はい。
Posted by ブクログ
わたしも喧騒から離れてのんびりしたくなった。普段スマホばっかり見てるけど、自然に触れ、人に触れ(相性の合う人に限る)、気持ちを休めて次に進むことも大事だよね。ご飯の描写も美味しそうで良き。あと表紙がかわいい。
Posted by ブクログ
予定調和なところはあるが、だからこそ安心してゆっくり楽しめた。各章の料理とゲストのエピソードも良いアクセントになっていて、昔話の決着もゆっくり展開していき、結末も急ぎ過ぎず、いい塩梅。
Posted by ブクログ
こう、只見での滞在や山菜料理で身も心も付かれた人が回復していくのも良いんですけど、最後に恋の予感を匂わせて終わるのやめてもらえますか?(^q^)
続刊出ないと怒るりますよ?(*´ω`*)ニッコリ
Posted by ブクログ
実績も上げ、必死に働いていた会社にリストラされ、途方に暮れてしまう・・・
あるきっかけで、昔訪れたことのある場所に赴く、そこで出会いがあり・・・
田舎でスローライフをしたと考えている方や都会の窮屈した生活に耐えかねてデジタルデットクスしたいと考えている方には刺さる小説ではないでしょうか。
山菜料理がふんだんに出てくるため、山菜に興味が湧いてきます。ってか食べたいです。
個人的には。「思い出のランの蘭ゼリー」の老夫婦の思い出がウルってきましたね。
そんな思い出を作っていきたいと感じます。
田舎に5泊6日で日常を忘れて過ごしてみたいものですね。