あらすじ
富士山を目指すのに遅すぎることはない。必要なのはある程度の体力と事前の準備。64歳の初登頂以来、天気が許す限り毎日登って800回を超える名人が「安全に行って帰るまで」を指南する。どれほど辛いのか? 景色以外の楽しみは? どんな忘れ物が痛い? 高山病のマル秘対策は? 迷ったときの対処法は? 登山客が見せた落涙のドラマや九死に一生の恐怖体験も交えた、富士登山の醍醐味、勘所が満載の一冊。
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Posted by ブクログ
富士山に800回以上登った作者の本。
登る際の準備、上る際の心得など。
そしてなにより、失敗談がおさめられている。
登山は、成功する話よりも、失敗する話のほうが大事だと思います。
富士山に登りたくなる本。
Posted by ブクログ
毎日富士山って、ちょっとなんだか理解できないなあと思ったのだけども。
私も何年も前に、3週連続富士山に登ったことがあり、なつかしさもあって読んでみました。
やはり富士登山は過酷だよなあと、読んでいてますます実感しました。
登山するのは、準備だけでなく勇気ある撤退をする決断も必要だ。
富士に登る人は、ぜひ読んでおいて損はないと思います。
Posted by ブクログ
この、まいにちかあさん、というマンガを想像させるタイトルは、定年から富士山に登り始めたという佐々木氏の著書である。私の父も定年になってから地域散策を始めたが、文体や生活スタイルが似ているなというのが率直な感想だった。そこそこ大変な富士登山を淡々とこなす様子、また、100回登ろうがなんだろうが、素っ気ない妻の応答などなどだ。
佐々木氏に恐れいったのは、定年から始めた割には、冬山にまで登っていることだ。私も山登りを始めたくちだが、まだ冬山には手を出していない。実際、突風でふっ飛ばされて滑落する経験もされたようだ。そんなこんなで、800回以上も登っている佐々木氏であるから、佐々木氏の人柄と共に富士山の雰囲気がよく感じられる著書に仕上がっていた。富士山に登ろうと考えている方には強くお勧めしたい本である。
Posted by ブクログ
この本は学校を定年退職してから富士山登山にはまり800回富士山登ったそうです。
昨年夏に富士山を登ってから富士山が身近に感じるようになり富士山登山についての本が目について読んでみました。
まいにち富士山と言っても、五号目までの道路が開通している五月から十一月まで荒天時は登っていませんのでまいにちという内容は誇張がある本でした。
ただもともとの興味のあった富士山登山については十分言及があつたので釣りタイトルにヒッカタとはいえ満足はしています。
「まいにち富士山」という本で2つ印象に残る内容ががありました。
一つは「富士山登山をまいにちできたのは目標が適切だった」。これは簡単過ぎす、むつかしすぎず、また同じ登山というものがないので飽きることがないという最適なターゲットだったからこそ繰り返すことができたと振り返っていますが、続けるためには重要な要素だと思います。
次に富士山を、のぼるまえは見晴らしが良く山頂の形がみえるので近くに感じる。登り出すと全然山頂の近くにこない。その時は前を見るのではなくしたをみましよう。そうすると今まで登ってきた距離をかんじことができるという話がありました。
たしかに富士山を登っていても前々山頂が近づく感がしませんでした。
これは様々なことにも置き換えれると思います。