【感想・ネタバレ】大災害の経済学のレビュー

あらすじ

巨大災害における復旧復興の道筋はどうあるべきか? 9・11同時多発テロ、ハリケーン・カトリーナの米連邦政府対応や、著者自身も設立に関わった阪神・淡路大震災における震災復興基金などの事例をもとに、いかに復興をファイナンスできるのかを検証し提言する。大災害のような緊急事態では、平時の常識を超えた異例な対応が必要。被災地住民の自力復興を中心とする民間努力を基本としつつも、地方自治体のみならず政府のコミットメントが不可欠であると説く。第1章「災害大国日本」、第2章「緊急事態法制」、第3章「日本の政治指導力」、第4章「震災復興基金」、第5章「アメリカの政治指導力」、第6章「国土安全保障省とハリケーン・カトリーナ」、第7章「阪神・淡路大震災」、第8章「経済復興の十年」、第9章「災害復興計画」、第10章「まぼろしの免税島構想」、第11章「経済被害と災害復興」、第12章「東日本大震災からの復興に向けて」

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Posted by ブクログ

阪神・淡路大震災における震災復興基金などの事例をもとに,如何に復興をファイナンスできるのかを提言した書です.冒頭で,「世界では百年間の趨勢として,災害による死者数は減少し,災害による被害金額は上昇している」ことが示されています.特にこの数十年間の伸び率が異常に高いと思います.

今後は,財政面も含め災害リスクマネジメントが重要だと痛感する1冊です.

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2013年03月25日

Posted by ブクログ

大災害の異常事態において、誰が、どのように緊急の対応を行うのか?復興への道筋へとどう導くのか?緊急事態における指揮命令体制や、賠償や復興基金にまつわる公と私の対立などの論点を、阪神淡路大震災や9.11同時多発テロに言及しながら説いている。

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2011年09月11日

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