【感想・ネタバレ】本所おけら長屋 外伝のレビュー

あらすじ

金はないが情はある、お節介で名高い「おけら長屋」を舞台にした大人気シリーズの“外伝”は、人気登場人物たちの若き日を描く前日譚。 ●「馬鹿と外道は紙一重」万造と松吉は偶然、同じ日におけら長屋に引っ越してくる。意気投合した二人は、長屋の髪結いの女の家で、小遣いをもらって暮らしている小一郎という優男に憧れるが……。 ●「家督は寝て待て」上総久留田藩藩主の四男だった高宗は、いかにして津軽黒石藩藩主になったのか? 十五歳の高宗と五歳の玉姫の出会いを描く。 ●「金太が街にやってくる」おけら長屋は、実は“事故物件”だった!? 住民らに立て続けに災いが起きる中、長屋立ち退きの話まで持ち上がる。なんとか阻止したい住民たちが考えた案とは? ●「みちのくさとり旅」妻を亡くし、黒石藩の剣術指南役を辞した鉄斎は、剣術とは何かという答えが見いだせないまま、江戸に向かっていた。旅の途中、仙台に立ち寄った鉄斎は、宿屋で盗難騒動に巻き込まれる。 特別付録として、シリーズ第一幕(1~20巻)の名場面ガイドも収録。笑いと涙の“おけらワールド”を、ぜひご堪能ください。文庫書き下ろし。

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 馬鹿と外道は紙一重、本当か! 雲泥の差ではないのか(^-^) 馬鹿はいるけど外道はいない「本所おけら長屋」。藩主に求められるものは「民を思う心」と少年の頃に諭された高宗。金太がさっそうと登場。人を殺す剣から、人を救う剣の道を歩み始めた鉄斎。 畠山健二「本所おけら長屋 外伝」、2023.9発行。

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2023年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第一部の外伝。とはいってもいつものおけら長屋。

実は第一部正伝の中で金太の扱いはちょっと微妙、素直に笑っていいものか?と思っていたのだが、この外伝と巻末の著者の解説を読んで、金太というキャラクターの立ち位置が分かった。

俺なんかはそれで十分納得なのだが、ホワイト化著しい世情で、近い将来金太の立ち位置は守られないような不安が残る。それも「ちょっとやっかいそうなので触れないようにしよう」という作者の意図とは違う残念な方向のような気がする。

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2024年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2023.9月
外伝 エピソード0と
帯に書かれている
壱 馬鹿と外道は紙一重
  →万造 松吉が長屋に引っ越してくる
   おけら長屋の住人や
   万造 松吉達の出会いの話し
   ちょっと笑えて
   時々いいセリフ出てきて
   4コマ漫画風に感じた
弐 家督は寝て待て
  →津軽黒石藩の玉姫(5歳)と
   上総久留田藩 
   藩主直行の4男 三十郎(15歳後の高宗)
   の出会いの話し...玉姫が可愛い
   (5年後三十郎が津軽へ
    養子に行き玉姫の婿となり
    藩主になる)
参 金太が街にやってくる
  →おけら長屋の建て替えの話が出る
   住人は追い出されそうになる
   そこへ金太が越してくる
   ちょっとドリフぽかった
四 みちのくさとり旅
  →石黒藩の元剣術指南役 島田鉄斎が
   江戸に行く途中
   宿の中で7両が盗まれる
   鉄斎さんや周りの人の
   心根や行動が..良かった(涙)
おけら長屋は..
疲れている時読むと
特にいい
面白かった

  

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2024年02月16日

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