あらすじ
小学生の夏休みに霊が「視える」ようになった鈴。
初めて視たのは、赤い服を着た爪のない不気味な女の霊。怖い、怖い、怖いーー。
怯える鈴を救ったのは、祖母がくれた「オイサメサン」の指輪だった。
だが7年後のある日、バイト先のファミレスで「祓える」男に出会う。
彼はオイサメサンは詐欺師だと吐き捨てた。
オイサメサンは、詐欺師なんかじゃない。
しかし、赤い女は7年経った今でも鈴のことを追いかけていた。
鈴はある殺人事件に巻き込まれ、予想もしない運命に呑まれていく。
映画『スイート・マイホーム』で話題!
注目のホラー作家、躍進!
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Posted by ブクログ
評価がイマイチのようですが、私は面白かったですよ。
類が、脳内で板垣李光人さんに変換されてしまい、後半は「リヒトー!! お、おまえ……りーひーとぉー!!!」ってなりました。
実写化される際は、ぜひ板垣さんに!
要はラウールさんかな。
霊現象もとても不気味だったし、私としては二人の母親の愛情に泣かされました。
特にあんな姿になった要の母には。
神津凛子さんは、母親を描くのが得意な気がします。
面白かった!
Posted by ブクログ
序盤のじめっとしたホラー特有の恐怖感がずっと続くのかと思えば、中盤で霊を祓えるようになってからのラノベチックなオカルトバトルがはじまり、最終的には謎の敵対組織?の存在も明らかになり、「えっと……、これって続編あります?」な雰囲気。
でも色んな要素が詰め込まれているけど、話がとっちらかっていて読みにくい感じはなくて、長い印象はあったけど面白かった。
Posted by ブクログ
現在と過去の事件を交錯させながら
視えてしまう主人公の恐怖と苦悩を
描いてるのは分かるんだけど
さらに闇の組織とか出てきたりして
深みを増すつもりが
雑然としてしまったような。
それぞれのエピソードもキャラクターも
中途半端でまとまりがない。
結局、一番恐ろしいのは
霊とか視えないものじゃなく
生きてる人間ということか…