【感想・ネタバレ】Perfume COSTUME BOOK 2005-2022 e-book edition【電子増補版】のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

2005年のメジャーデビューから、15年間の衣装のクロニクル『Perfume COSTUME BOOK 2005-2020』に、2022年までの3人分で120着以上(48ページ)を加えた、電子増補版です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

昨秋、兵庫県立美術館まで見に行った「パフューム コスチューム ミュージアム」に先駆けて、家族が買っていた写真集。展覧会で見た実物もそれは魅力的だったが、写真集で1着ごとの説明をじっくり読むことで、さらに細かいこだわりがよくわかってよかった。15年に渡るおびただしい数の衣装が載っていて、どれもこれもパフュームらしく3人らしいデザインなのに、まったく見飽きることがない。とびきりオシャレで独創的で、こんな発想もあるのか!の繰り返し。また、とても斬新なのに、素材や仕立てがよく、動きやすく着心地がいいことがよくわかる。スタッフの3人への愛情が詰まった思いやりのある衣装たち。これを3人が着て踊っているところを想像するのも楽しい。本書は装苑の編集なので、解説がとにかく的確。ファッションの勉強をしている人も役に立つのではないだろうか。

0
2024年08月24日

Posted by ブクログ

Perfumeの事はそんなに知らなくて
・気に入った楽曲がある
・パフォーマンスがスゴイ
その程度で
メンバーの個人名もよく分かってない状態でした

県美で展示があって見に行こうかな〜とも思ったんですが
装苑からこの本も出てるし予約して借りる事にしました

しかし予約件数がスゴくてやっと今頃です
節3つ分くらいだね

本の良いところは解説がじっくり読めるところ
ファンじゃなくても理解が進むし
自分には向いていたかな

ただ大人には親切じゃない細かい文字笑

ダンスに映えるデザインが写真では分かりきらないのも残念
展示では動画もあったのだろうか?

ツアー名も良いのだがシロートには楽曲の方がわかるんだけどな

これから巡回もあるそうなので各地のファンの方に親しんでもらいたい展示ですね!

シークインって?スパンコール刺繍?背中のポッケは?なんていう疑問も読み終える頃には納得

素材の工夫
写真プリントに起こした生地
最新の箔加工 江戸切子 ステンドグラス

総合芸術であること
楽曲 振り付け CGや照明などの演出
早替え 3着重ねる事も!
折り紙テーマ パターンは同じで生地を変えるとイメージが変わる

0
2024年07月07日

Posted by ブクログ

昨年(2023年)11月に兵庫県立美術館の「Perfume COSTUME MUSEUM」に行ってきた。まず冒頭に、Perfumeのファンでもなくライブはおろかミュージックビデオも見たことのない私がわざわざ平日に仕事を休んで展示を見に行く気になったのか説明すべきなのだろうけれど、明確な理由が思いつかない。

でも実際に行ってみて、そのコスチュームの質と量とに圧倒され、大満足で時間がいくらあっても足りないくらいだった。そして衣装展に私を引き寄せた理由もおそらくこれだろうという理由もわかった。たぶん私と同年代ならば、これらのコスチュームにウルトラセブンなどの特撮ものでの宇宙人や隊員の制服などと同種の高いデザイン性を感じたのではないか。この冊子でも見られる衣装から例をあげてみよう。

初期の内澤研さんがスタイリングした、シングル「不自然なガール」(2010年)の衣装では、ドレスの肩に左右に広がる角状の突起を置きシルエットの斬新さを引き出している。これはセブンの宇宙人を数多くデザインした成田亨さんと同じ発想だ。また、三田真一さんデザインのシングル「Magic of love」(2013年)の衣装は、斜めの線の多用による構成や、黒、グレー、青、赤という配色が、地球防衛軍などの制服を彷彿とさせる。そしてToshio Takedaさんデザインのライブ「Perfume「Reframe 2019」」の衣装にいたっては、貝やクラゲなどの海洋生物をモチーフにしたかのようなデザインで、もう言うまでもないが、怪獣の場合の衣装である着ぐるみ(=非生体)に生体性をもたせたいときに用いられるアイデアだ。

だが私が昭和時代に親しんだ特撮作品の衣装類とは違い、Perfumeの衣装はあくまで「歌って踊るためのもの」だ。だからいくら新しいデザインとして推していても、彼女たちがダンスで体を動かすときに窮屈さや痛さはあってはならないし、真夏のライブでも体温がこもらないようにするような、デザインや衣装制作を人形の衣装のようには終わらせられない現実問題が立ちふさがる。

だから、この冊子では衣装の写真もいいのだけれど、それぞれの衣装に付けられている制作裏話のようなコメントもよかった。それらのコメントはデザイナーの苦労話だけではなく、将来それらを目指す人への道しるべともなりうる豊富なアイデアが書かれている。シングル「Spending all my time」(2012)での全寮制の女子学生の制服のような衣装のコメントでは、制服という1つのモチーフながら、襟や胴部のコルセットの形態というような細部を3人の個性に合わせるかのように少しずつ変化させていることが書かれていて、私のようなアパレル完全素人であっても楽しく読めた。

それと、この冊子にはPerfumeが人気を持続させている理由が衣装だけではないことがわかる一文があった。櫻井利彦さん(SAQULAI.Inc)は衣装デザインを造形する仕事に携わってきたが、こう話していた。――
「Perfumeとの関わりの中で、僕自身の記憶に深く刻まれているのは「Cling Cling」の衣装です。これは衣装制作の遅れで、MV撮影が4時間ほど押してしまったというもので…衣装で撮影が4時間も遅れるというは、通常ありえないことです…ようやく衣装ができた時、忘れ得ぬシーンがありました。2階にあった控室の階段から降りてきたメンバーさんが、ハラハラしているスタッフたちに向かって「さ、巻いていこう!」と声をかけたんです。とても大きな声で、元気よく、笑顔で。」(P313)
これはいい話。Perfumeならばその場面で舌打ちしてカメラが回ればいい顔をして、というのをしても誰も文句は言えなかったはず。でも彼女たちはそうしなかった。彼女たちの振る舞いは(本人たちから言わせたらそんな大層なものじゃないですよ、と言うのだろうけれど)まわりのパワーを自然に引き出せるという意味でやっぱり才能(しかもレアな才能)だと思う。
「自分にはそんな時、そんなことができるかな」と自問し、「できないな」と自答して、改めてPerfumeの3人を1ファンとして、衣装やダンスやマネージメントやその他のスタッフの動きも含めて追いかけてみようかなと思った。

0
2024年01月28日

Posted by ブクログ

2021/01/18
perfumeあんまり見たことなかったけど資料として楽しい!衣装がたくさん載ってて見応えあった。

0
2021年01月18日

Posted by ブクログ

まず表紙の3人がとても可愛い。ドレスは細部までゆっくりじっくりよく見えるので、ライブ映像よりもよく観察できます。資料としても最高です。

0
2020年12月25日

Posted by ブクログ

圧倒的なボリュームで綴られたPerfumeの衣装の歴史。2005年から絶えることなく、今この時も輝き続ける1着1着に込められた願いや夢に想いを寄せつつ、また次に新しい衣装を纏ったPerfumeに出会える日を心待ちにしています。
楽曲、3人のパーソナリティ、舞台演出、ダンス…どの角度から見るPerfumeも素敵だけれど、衣装を通して振り返るPerfumeは「あの日、あの頃」の全てを追体験することを可能にしてくれます。

0
2020年10月23日

「雑学・エンタメ」ランキング