あらすじ
趣味なし、友人なし、恋人なし。生きる価値、なし。惰性で毎日を送っていたコンビニ店員の幸紀(30代)は、うっかりチンピラに刺され瀕死になった折、遠のく意識のなかで、真っ白い羽の美しい「天使」を見た―――。お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して帰宅してみると、そこにはあの時の天使が…。天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、記憶もなく、飛べないというのを不憫に思い、天使をしばらく家に置くことに。突然はじまった奇妙な同棲生活だったが天使との日々は、死んだように生きていた幸紀の心にある感情を芽吹かせて――。あなたは、この関係をなんと名付けますか?
デビューまもなく、自身が執筆した短編「止まり木」をセルフリメイクした意欲作!第2話
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匿名
二話目
趣味も友人も彼女もないお先真っ暗な人生を歩んでいたコンビニバイトの幸紀はある日バイト中にチンピラに絡まれ刺されて瀕死の状態のときに天使が舞い降りてくる幻覚を見る。
入院生活の後バイトをクビになってついに職までなくなった彼がアパートで見たのはあの時の天使が自宅にいるという光景だった。
記憶がないという彼を住まわせることになる幸紀だが天使が舞い降りてきたというのに幸運が舞いこむことはなくバイトは決まらないし、むしろ天使を住まわせていることでお金がかかってしまうという事態になっていた。
それでも彼のために寝具を買おうと一緒に外出するついでにご飯をファミレスで食べることに。
その後レンタルスペースの見学で屋上に出た二人だが記憶がない天使はそのまま柵の上に上がり……。
幸紀が屋上にいる天使を見たときどんな気持ちだったんだろうと考えると切ない。
コーキと天使との関係がイイですね!
そして厄病神疑惑を即否定出来ない天使がカワイイ(笑)
人混みの中に溢れる沢山の負のエネルギーに立ち尽くす天使だけど、コーキがそれを中和&癒す存在のようで良かったです