あらすじ
今、東南アジア諸国でユニークなDXが進みつつある。 ●配車アプリからスタートし、今や遠隔医療にまで手を伸ばすインドネシアの「ゴジェック」 ●国を移動してもそのまま使用可能。東南アジアでシームレスなサービスを提供するマレーシアの「グラブ」 ●アジア全域の交通をITで改革しつつあるシンガポールの「SWAT Mobility」 ●タイで農業の効率化を図る「リッスンフィールド」 等これらの企業は単に便利なサービスを提供するだけでなく、物流や医療など、地域の問題をITの力で解決しつつある。そしてこれこそが、少子高齢化や過疎化、既得権益のしがらみなどで身動きが取れなくなっている日本にとって、現状を打破するための極めて大きなヒントとなるのだ。本書はシンガポール在住で現地を知り尽くすコンサルタントがこの東南アジアの「半径5kmの問題解決」を紹介するとともに、それをどう日本のDXに活かすかまでを解説する。
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Posted by ブクログ
これを読んでいて、スーマートシティ構想は一体どうなったんだろうと思った。
本書の事例にあるようなことを日本の地域でやろうとしたが、頓挫したのだろう。
本書に書いてある日本の政府や企業への提言部分はどうだろうな、と思う。
日本の停滞の原因は、奥深い。
Posted by ブクログ
グローバル経営の好著。デジタルDX時代に最適なタイトルで、興味のある項から読め、図表も分かりやすい。初学者にも推薦。IT知識不要で、日本のビジネスチャンスや東南アジアのDX進化を学べる。大変面白く、実体験と併せて学べる1冊。
Posted by ブクログ
遅れた日本は、もはやGAFAを目指すのではなく、東南アジアの具体的事例から多くを学ぶべきだとする本。どのようにデータが集められ、効果的にビジネスモデル化されているのか、豊富な事例と巻末の付録も使えばこの本だけで必要な情報の多くが集まる有益な本と思います。
Posted by ブクログ
DXの目的はオペレーションの改善ではなく、イノベーションを起こす事であるとというのが印象に残った。事例で紹介されている活用事例はみな、『そのくらいはできるだろうな』思えるようなことばかり。時代の進むのは速い。