【感想・ネタバレ】2024年 世界マネーの大転換のレビュー

あらすじ

■個人投資家必読!

世界経済の潮流がダイナミックに変わろうとするなか、
日本が久々に脚光を浴びている。

多くの欧米メディアは
「日本こそが新冷戦時代における中国のオルタナティブ(代替)である」との論調を展開。

著名投資家のウォーレン・バフェット氏が
日本株を投資先第2位と明言したのを契機に、海外マネーが日本を見直し始めている。

■するとご存じのとおり、長年ひどい低水準に甘んじてきた日経平均株価は2023年6月に、
33年ぶりにバブル期以来の高値をつけた。

こうした世界マネーの流れは決して偶然ではない。

世界の投資家の視線は〝冷酷?そのものであり、
その根底に宿るのは徹底的にシンプルな足し算と引き算。

つまり、ソロバン勘定にほかならない。

■いまなぜ日本がそうした冷酷無比な世界の投資家たちのお眼鏡に適い、
世界のひのき舞台に押し上げられているのか。

その要因をさまざまなアングルから浮き彫りにするため、
4人の識者を迎え、白熱の議論を重ねた。

■本書の構成
第1章 世界マネーの覇権を握る国はどこか?

第2章 日本はゴールデン・サイクルの景気循環に乗って再び黄金期を迎える
対談 嶋中雄二×今井澂

第3章 米国からマネーが流出し続ける構造的な理由
対談 エミン・ユルマズ×今井澂

第4章 どの角度から捉えてもやってくるインドの時代
対談 勝池和夫×今井澂

第5章 衝撃の2024年―レールが敷かれている日本への資金シフトが始まる
対談 渡部清二×今井澂

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Posted by ブクログ

今年は、年初来から日経平均株価が上昇したが、最近では、今日を除いて連日下落していた。




お金の動きはどうなっていくのか。





「世界マネーの覇権を握る国はどこか?」では、今回の新冷戦で、「漁夫の利を得るのは日本だ」と著者は述べている。




そして「人民元が絶対に基軸通貨になれない理由」について、通貨として信用され、世界中どこでも使えることと、決済機能を有していることだと述べている。




中国共産党の言うことは何が正しいのか、都合が悪くなると統計を止めるなど、中国株にする意欲が全くわいてこない。





「会社四季報」を投資に活かす「複眼経済塾」の塾頭で、「世界インフレ時代の経済指標」(かんき出版)などの著者、エミン・ユルマズ氏との対談も載っている。





「衝撃の2024年 レールが敷かれている日本への資金シフトが始まる」では、渡部清二・複眼経済塾代表取締役塾長との対談が載っている。





コラムで著者はウクライナ戦争について、防衛研究所の専門家10くらいに会って、話を聞いた所、2年や3年では終わらないという予測が大半。




しかし、著者は、あえて違うことを唱えている。




2023年の暮れから来春にかけて停戦、あるいは休戦という節目が訪れると予測している。





つい、日経平均株価が続落するとそこばかり注目してしまうが、もっと長い目で見るとお金の動きはどうなるのか。




こういう本を読んで知っておくことも必要だな。

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2023年10月05日

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