あらすじ
「僕は聞きたい、ここにこうしている意味を。僕が今を生きている意味を。いったい僕は誰だ?」
西暦2900年、金星。そこは人間に奉仕するためにつくられた、人間そっくりのロボットである「コリット」の居住地として開発されていた。
……未来の宇宙を舞台に、友情と勇気そして命の大切さを描く長編、ここに開幕!
コリットの学校リンドグレーンに通っているコリットの少年イパは、ある事件をきっかけに、自分の中に人間とコリットの関係をめぐる秘密が隠されているのを知る。イパは仲間たちとともに、巨大な謎に挑む冒険に乗り出す!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人造人間「コリット」の少年イパは、コリットの重大な秘密が隠された施設「ファクトリー」に潜入する。そこで彼が見たものは。
分厚い本でしたがスイスイ読めて、後半はうるっとしてしまいました。
コリットや、コリットの住む世界は細かい設定が沢山あるようで、そのへんをも少し掘り下げて欲しかったかも。続編が出ないかな。
小説ではなく子供向けおとぎ話
うん、小説ではなく子供向けのファンタジーだと思えば色々納得がいきます。コリットの謎や悲劇、友情は素直に感激できるものでした。
個人的に、近未来の話なのにパスワードが安直だとか普通重要な地図を家に持って帰ったりしないだろうとか突っ込みたいところは満載でしたが。
そして数々の謎は次の巻へ持越し。帯に騙された~~。