【感想・ネタバレ】国境を越えたスクラム ラグビー日本代表になった外国人選手たちのレビュー

あらすじ

「何があっても日本以外の国の代表になるわけにはいかないと思った」。かつてリーチマイケルはそう語った。ラグビーは、代表選手の国籍を問わない。居住年数など一定の条件を満たせば、国籍と異なる国の代表としてプレーできる。多様なルーツを持つ選手たちは、なぜ「日本代表」となることを選んだのか。

最初期の留学生として来日したノフォムリ・タウモエフォラウやラトゥ志南利、ニールソン武蓮傳。外国人初の代表キャプテンとなったアンドリュー・マコーミック。日本の生活・文化に魅せられたというトンプソンルーク。成績優秀ゆえに留学生に選ばれ、ラグビーに関してはほぼ素人で来日したホラニ龍コリニアシ。韓国代表を断って日本代表を目指した金喆元。日本代表が憧れだったという具智元。そして、日本の高校・大学で受けた恩をラグビーで返したいと言ったリーチマイケル……。さまざまな選手がさまざまな背景を背負って、日本代表チームに集ってきた。

異文化の地で道を拓いた外国人選手たち、そして彼らを受け入れたチームメイトと関係者の奮闘があってこそ、今の日本代表がある。その歴史は、多様な人々との共生をさぐる日本社会とも重なってみえる。それぞれのライフヒストリーと、秘められた熱い思いをたどる

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Posted by ブクログ

ラグビーは代表選手の国籍を問わない。彼らは何故、「日本代表」を選んだのか?ここに、ラガーメンの命の選択がある。

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2023年09月01日

Posted by ブクログ

外国人選手の想いを知ることができた。今、外国人選手や留学生が日本でプレーできるのはそれが当たり前ではないとされていた時に戦った人たちのおかげなのだと学んだ。選手になるのが容易だから日本でプレーすることを選んでいるわけではないと、これはたくさんの人が知るべきだ。

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2023年10月29日

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