あらすじ
在外日本大使館のぜいたく三昧!―― 国民の目に触れない、優遇手当にどっぷり浸かった在外大使館・エリート官僚たちのア然の発言、ボー然の行状! 人気漫画「大使閣下の料理人」の原作者が、8年にわたる大使館勤めで見てきたこと、感じたことの一部始終。
● 公邸料理人の職を辞して、漫画原作の専業になってから早3年がたった。幸い好評をいただき、順調に連載は続いている。読者からの反響もたくさんいただいている。中でも多いのは、「僕も公邸料理人になりたいのですが、どうしたらいいのですか?」といったものだ。この本はそのような人の参考になるだろう。さらに、あまり世間で知られていない公邸料理人の仕事を通して在外大使館の内部がわかるようになっている。そこには雲上人である外務省キャリア官僚のおかしな実態も透けて見えるだろう。僕はこの目で見たものや感じたことを正直に、ありのままに書いた。――(まえがきより)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
そういえば、昔、「大使館って皇族と政治家と役人のためにあるんだよ、民間人がなにかあったときに頼ろうと思ったって鼻であしらわれるのがオチよ」とか言われたことを思い出しましたことよ・・・
Posted by ブクログ
大使公邸専属料理人。魑魅魍魎の渦巻く(笑)在外大使館の内幕を公邸料理人の目線からちょいと覗いてみました☆料理人のいろんな苦労や経験談が読めて面白かった。どんな状況でも客を楽しませて料理で日本の外交に貢献するというプロ意識が凄い。美味しそうな料理だけれど…でも確かにフルコースが3日続いたら胃がもたないよねえ。外交官は鉄の胃袋が必要だというのがよくわかりました。まあ超エリート達にもいろいろいるんだろうけれどエリート意識に凝り固まらないで外交に尽くして欲しいかな。幸いにもこの西村さんが仕えた大使達は人格者だったみたいで、読んでいて清々しい気分になりましたが。…この人の漫画も読んでみたいなあ