あらすじ
【患者・医療関係者から圧倒的支持を得たロングセラー、待望の最新版が登場】
「妊活ビジネスに振り回されない知識が、これ1冊で身についた」(30代 女性)
「ネットを信じてお金と時間を浪費する治療をしていた。この本を読んでいたら、今ごろ子どもを何人か抱いていたかもしれない」(40代 女性)
「病院の説明では納得出来なかったことが解決した」(40代 女性)
「これほど、妊娠の仕組みが詳しく分かりやすく書かれた本はない」(30代 女性)
「日本の不妊治療の『言いにくいこと』がストレートに書かれている」(50代 医師)
――病院では聞けない、科学的根拠のある「妊娠のコツ」がわかる!
日本は「妊娠できない不妊治療の件数」が世界トップクラス――長らくこの状況が続いています。
不妊治療をしても妊娠できないのはなぜなのか?
限られた「時間」と「お金」を有効に使って結果を出すには?
生殖医療の第一人者である専門医と出産ジャーナリストが、
科学的根拠のある「妊娠のコツ」を徹底的に掘り下げ、丁寧に解説したロングセラーを改訂。保険適用にも対応。
治療に行き詰まっている人はもちろん、子どもを持ちたいと思う全ての人に必要な最新知識が詰まっています。
◆おもな内容
・保険診療か自費診療か? 選ぶ際のポイント
・着床前検査(PGT-A)を受けるメリット・デメリット
・医師から自費診療を勧められたけど、その真意は?
・「AMH検査」で卵子の在庫を調べるプレコンセプションケア
・英国で非推奨の「妊娠率が低い治療」が日本で数多く行われている
・「検査で異常なし=すぐ妊娠できる」は間違い
・40代の胚で妊娠率を上げるコツ
・もっとも妊娠しやすいのは「排卵日2日前」
・胚を凍結したほうが妊娠率は上がる理由
・男性不妊への対処法
・卵子凍結は、卵子の時間を止める
・良い胚を見極めるAI判定が始まっている
――最短で結果を出すための必須知識が満載!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
不妊治療はここ数年で格段に進歩してきたということを耳にしていたため興味が湧き本書を手に取った。
率直に思ったことは、不妊治療には、未だに多額の費用がかかるということと、保険適用でない治療方法も少なくないようだ、ということだ。
本書でも述べられているが、限られた時間と費用を効率的に、使うべき時に使うことが肝要であると感じる。
また、ここ最近で科学技術は飛躍的に上がっているが、晩婚化や晩産化など、女性の活躍が求められる現代にあっては「産む自由」というものは過去より縮小しているとも言えると思う。
データに基づいた正しい不妊治療に関する知識は、現代人にとって必須なのではないかと改めて認識させられた。
Posted by ブクログ
妊娠の仕組みの基本と不妊治療が学べる1冊。
不妊治療の専門医と出産ジャーナリストの2人の共著で、専門的でありながらわかりやすいと思いました。
内容は、体外受精に関してが一番厚いかなと思います。
薬の種類も詳しく書いてありました。
特に勉強になったのが2点。
保険診療と自由診療の考え方と、卵子ができる仕組みについてです。
自由診療は保険診療でうまくいかなかったときのステップアップということで、なるほどと思いました。
保険診療はまだこれから対象となる治療が変わっていきそうなので、最新の情報をチェックしたいです。
また、卵子は卵巣内で常に目覚め続けているという点も初耳でした。
体外受精の採卵に際して卵胞を薬で育てることがあると知ってはいましたが、そうすると卵子の在庫を早くにたくさん使ってしまうのでは?と思っていました。
しかし、1つの卵子が排卵される際に、その1つに選ばれなかった卵子は消失してしまうところ、薬を使えば、消えてしまう運命だった卵子も成長させて採卵できる可能性が生まれるのは、妊娠の確率を上げるのに有効だし、言い方が難しいですが、限られた卵子を無駄にしないことになるのかなと思いました。
採卵のサイクルと胚の移植をするサイクルをずらしたほうが妊娠率が上がる理由も納得できました(採卵時はたくさんの卵胞ができるため、それらが出す黄体ホルモンの影響で胚が育つ前に子宮内膜が厚くなりきってしまう)。
え…?と思ったのは、食事や運動などの生活習慣では妊娠力はほとんど変わらないと断言していること。
医療行為に比べれば効果は少ないかもしれませんが、太り過ぎや痩せ過ぎはよくないでしょうし、体にいいことは妊娠にもいいのでは?と思うのですが…。
流産もあまり気にするなという感じで、不育症は?と思ったりもしましたが、科学で考える妊娠ということで、当然スピリチュアルは一切無し、メンタルに関することもほとんどなくて、いい意味でドライに学べる本です。
ブルーバックスと言えば、図書室にある科学の小難しい本というイメージでしたが、まさか不妊治療を学ぶに際してデビューすることになるとは…。
でも、読みやすいのが今さらながら体感できたのはよかったと思います。
Posted by ブクログ
I found this book much interesting. Although a many varieties of fertility treatments has been invented, it is important that we know one of the main factor of the ability of fertilization is “age of women”.
Posted by ブクログ
卵子は排卵後1-2日 精子は膣内で3日から5日生きる
排卵日より6日前から妊娠しやすく、2日前が一番妊娠率が高かった
多嚢胞は、卵子の数が多いため、逆に高齢になってもチャンスがある。
タイミング方は、薬を使わない場合と、排卵促進剤を使う場合がある。一周期あたりの自己負担は3-4千円