あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
【本電子書籍は固定レイアウトのため7インチ以上の端末での利用を推奨しております。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご購入前に、無料サンプルにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください】
コロナ禍を経たASEANの有力財閥の動向がひと目でわかる!
2019年に発行された『ASEAN企業地図 第2版』にカンボジア、ラオスを追加して大改訂。第3版では有力企業グループにファミリーツリーも追加し、グループを率いる重要人物も網羅しています。
各国ごとの詳細ページでは政治・経済動向のほか、ASEAN有力企業グループの近年の動向を解説。
有力企業グループごとに相関図があるので、グループを率いる財閥、資本関係、上場企業の財務データがひと目でわかります。さらに、ASEANの業界事情や企業研究など有力企業グループを見るうえで欠かせない情報もすぐにチェックできます。
巻頭特集では「脱炭素」と「テクノロジー」から見るASEAN、
巻末特集では株式会社ユーザーベース SPEEDAアジア事業CEO内藤靖統氏との対談を収録。
豊富な情報でこれからASEANに進出したいと考えている企業の方はもちろん、ASEANに進出している企業の方、投資家にも役立つ内容となっています。
【本書に収録している有力企業(一部)】
サリム、アラヤ、サイアム・セメント、ロイヤル、ソクサイ、マックス・ミャンマー、ビン、YTL、GIC...etc.
【本書の構成】
巻頭特集
第1章 インドネシア
第2章 フィリピン
第3章 タイ
第4章 カンボジア
第5章 ラオス
第6章 ミャンマー
第7章 ベトナム
第8章 マレーシア
第9章 シンガポール
巻末特集
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本語で読めるASEAN諸国の政治・経済動向に関する本のなかでもっとも参考になる。一口にASEANと言っても歴史的背景や政治動向、経済状況も多種多様で、各国ごとに理解が必要となる。かつそうしたASEANを理解するうえで欠かせないのが日本とは少し異なる「財閥」である。脱炭素とテクノロジーというキーワードを以って、ASEAN諸国の要諦を網羅的に理解することが出来る。ASEAN諸国のGoToMarketをする手がかりとして手始めの一冊としておすすめ。
Posted by ブクログ
アジアの財閥を国別に掲載したアジアビジネスにおける必読書。
サリムやアヤラなど、国を代表するような企業群をさらっとおさらいできる。
中国大陸との繋がり、ホンリョン、香港財閥の動き、コロナ禍に静かに見える彼らの世代交代を我々はどうみていくのか、非常に示唆に富むものだと思う。
Posted by ブクログ
文字通り異世界であり、パラレルワールド。日本以外にも文明があり、企業がある。日本でブランディングされてよく目にする企業とは、全く異なる会社が多々あって不思議な気持ちになる。そこに日本企業が関わっていて少し誇らしくも感じる。仕事で使おうかなと思って入手した本だが、広い宇宙の地球とは異なる世界線みたいな目線で眺めてしまった。
白昼夢のように実用書を読む。しかし、そこは流石に実用書なのだ。急に頭を殴られ、現実に突き戻されるような文章に出会う。
ー その国におけるスタートアップ環境を評価するとき、企業数もさることながら、その時価総額に注目すべきでしょう。時価総額は、スタートアップ企業が提供する「これまでにはなかった新しい価値」に対する評価といえます。まだ上場はしていないので、VCなどの資金提供社を含めた市場からの期待値です。一国におけるユニコーンの時価総額の合計が大きいほど、その国が世界に提供もしくは提案している価値が大きいことになります。
ー 日本はといえば、この8カ国の中では最下位に甘んじています。シンガポールとの差は50倍以上、アメリカとは100倍近くかけ離れています。日本人はまじめで勤勉である、と私たちは思っています。小学校の頃から学習意欲は高く、ハードな受験勉強をこなし、就職してからは長時間勤務をしながらも、その合間に通信教育や資格試験などの自己啓発に励んでいます。この「勤勉さ」は、これからも変わらないでしょう。しかし上の表が突きつける現実は、世の中に新しい価値を生み出す力がアメリカの100分の1しかないということなのです。私たちは時間を費消して、睡眠時間を削って何を学んでいるのでしょうか?私たちのしている努力は、次世代での競争力を高める上での「正しい努力」なのであろうかと問わずにはいられません。リスクを取るというマインド醸成の前に、私たち日本人が世界から評価される「新しい価値」を生み出せないのはなぜかを明らかにし、どのような学びのシフトをしなくてはいけないのかを考えるべき時期に来ているのでしょう。
新しい価値を生み出さない国民性。リスクを取らず、冒険しなければ、新たな価値は生まれない。それは自明なのだが、忘れがちだ。