あらすじ
欧州の古都で暮らすシス・ベゲットは、突然亡くなった兄の養子・カイと同居を始めた。ところが、カイは夜毎シスのベッドに潜り込んでくるのだ。17歳のカイの大胆な行動に、大人のシスは翻弄されてしまうが…。一途な恋が心を揺さぶる禁断のドラマチックラブが描き下ろし付で登場!!
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理解するのは難解ですが。
こんな話をあの時代に描けたのか。あの時代だから描けたのか。そしてそれがBL作品とは。
今、この時代で難解な作品とは、精神世界を描いた物が多い気がする。あの時代はどこか現実味がありながら、ダークファンタジーな世界観が斬新で難解。
切なくて残酷で優しい作品。
読み応えがある
凄いです!あぁ、そう言う事だったんだと後半怒涛の勢いで答え合わせができます。カイの名前の由来や子どもの頃の思い出、お兄さんの気持ち等泣けて泣けて。
映画のような作品でした。
SHOOWA先生最近は描いてないんでしょうか。またこう言う素晴らしい作品読みたいです。
一番好きな本
この作者の絵が世界で一番好きです。
カイが可愛くて健気で一途で美しくて、瞳が大きくて可愛い!
映画のようなお話。昔何度も何度も読んだのですが、カイが人質になって聞かされる事情のところはいまだに理解できてません。雰囲気で読み飛ばしてしまいます。
BBQの写真が出てきて、カイとシスの過去が明かされる辺りは、何度読んでも胸が締め付けられます。最後にシスカイジンがほのぼの過ごす光景は、すごく幸せです。
言葉にできないほど好きな本です。
Posted by ブクログ
本当、BLってすごい。
普通に萌えの漫画の中に、時々こういう変わり種が混じっているので侮れないです。
フランスが舞台のサスペンスもの。
とにかくカイが健気で可愛くて、最悪な事態を想定してハラハラしながら読みましたがハッピーエンドで良かった!
シスの記憶喪失とか、兄のトンデモな研究とか(もう少し研究内容に説得力があった方がよかったかも)気になる点は色々あれど、このラストがあるならどうでもいいです。
この作者さんのシリアスだと上手く結ばれない話が多い気がするので、本当、カイはシスと幸せになれてよかった。
スピンオフでも仲良くしていたので、嬉しい限り。
何度も読み返しましたが、俯き加減のカイの表情が本当たまらないです。
Posted by ブクログ
SHOOWAさんの作品全部ツボる…………!!!!!!!!
絵も世界観も素敵。大好き。
人が死んじゃったりもするんだけど海外が舞台だからか自然と読めちゃう、かな。
作り込まれてると感じる一冊。
2冊にしてくれてもよかったな…………!
スピンオフか何かでまた会いたい シスとカイ。
驚きの真相
死んだ兄の養子を引き取り歪な共同生活が始まるというストーリーはよくあるし、大好きですが、この漫画の真相は、予想外で驚きました。養子のカイの思いを知った時には胸が熱くなりました。
諜報&ハードボイルド
欧米舞台の諜報もの。ハードボイルド時々BL。ストーリーはかなり難解。立て続けの偽名に迷子になりかける。でもいいんです!作者の絵が大好きなので。
メイン2人はもちろん脇役のジンとマリも魅力的。ベッドの上でのシスの大人な身体と若いカイの体格差がなんともイイ。シスのゴツゴツした裸体が好み♡
タイトルが独特…これは文学的と捉えておく。せっかく細かく組み立てられたストーリーなのに、「いう」が「ゆう」になっているのがマジで惜しい。この引っかかりで何度もパリの街並みから現実に引き戻される。残念。
Posted by ブクログ
『ジン猫』読んでから読みました。
ジンとマリの話だと思ったら違うのね…
シスのもとに長いことあっていなかった兄のト報が届き、養子のカイと生活することになる。うまくいっていたように見えた生活が、ある事件をきっかけにカイは家を出ていく。シスの隠された記憶と、カイがなぜシスのもとに来たのか、というお話です。(多分←)
展開に驚いたりうすら寒くなったり、読み応え抜群です。てか一回読んだだけじゃ意味がわからなくて二回読みました。二回読んでもつかめないところがあったのは、きっと私の読解力のせいw
終わり方が今後の展開を予感させるようなものでしたが、特に続きはないみたいです。
この話も表情がすごく良かった。特にカイの表情は、ついつい読む手を止めて見入ってしまうほど。
あえて言うなら、ストーリーをもっとすっきりまとめて、必要な情報を省略していなければ、もっと良かったんじゃないかと思いました。