【感想・ネタバレ】アートとフェミニズムは誰のもの?のレビュー

あらすじ

アートとフェミニズムは少なくない人びとからよく見えなくなっていて、その実態がよくわからなくなっている。いわば、アートとフェミニズムは入門したくてもできない「みんなのものではないもの」になっている。もともと、「みんなのもの」になろうとするエネルギーを持っているアートとフェミニズム。理解の断絶が進む現在の状況に風穴を開けるには――。美学研究者による、フェミニズムを使ってアートを読み解く新しい試み。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アートとフェミニズムという、一見よく内部が見えないもの同士を互いに関連づけながら読みといていく新書。
中立的な文体で安心して読み進められた。

上位⇔下位/中心⇔周縁という構造が、社会的にも歴史的にも繰り返し表れていることが分かった。
フェミニズムに関心があり読んだが、現代アートの課題も知ることができて良かった。

アートもフェミニズムも「みんなのもの」と言えるにはまだ遠いけど、タコツボから抜け出してまずは自分とそのまわりから変わっていく、そんな勇気をもらえるような本だった。

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2024年04月08日

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