【感想・ネタバレ】夢ノ町本通り―ブック・エッセイ―のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

読み応えあり。著者のすごい読書量。
残念ながらこの中で出てくる作家の中で読んだことがあるのは向田邦子、村上春樹、カズオ・イシグロ、群ようこくらい。
山本周五郎に沢山頁を割いてたけど、読んでないのでとばしてしまった。
色川武大とは懇意にしてたみたいだけど、最近亡くなった
伊集院静とは同年代だし面識なかったのかな。
なんか真逆のタイプかも。
女性にモテて、旅好きというとこは同じだけどね。
(ウィキペディアで調べたら沢木耕太郎の方が3歳上だった)長生きして欲しい〜。

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2023年12月03日

Posted by ブクログ

沢木耕太郎さんの30年にわたる数々のエッセイの中から、本にまつわるものをまとめた本。30年とはいえ、本のエッセイだけでもこの厚さ。作家でもあり読書家でもあるベースがあるからこそのボリュームだろう。

「本を買う」の章では、大阪の天神橋筋商店街を巡った話が中心になっている。この商店街は、書店が減少している時代であっても、古書店や新刊書店が何軒も見られるという。
商店街を行きつ戻りつしながら書店巡りをして、店内の棚を見、また次の店に行き、本を決めて購入し、近くの喫茶店(カフェではなく)で読み始める。こうした行動が淡々と書かれている。なんだかこちらも一緒に書店巡りをしている気分になってくるのが不思議だ。
沢木耕太郎の旅エッセイは、いつも淡々と書かれていて、自分も同じように歩いているような気がしてくるのだ。この「本を買う」の章が、旅人沢木耕太郎を表現していて、一番気に入っている。

他の章では、今までに書いた書評や、読んだ本のなかからおすすめを紹介をしてくれている。多くの本を読んでいる人だからこそ、様々な本が挙げられ、知らなかった本も多い。いくつかは読んでみたいと思うものもあり、また逆に合わないと思うものもあり、その意味でも読書案内になるだろう。

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

三島由紀夫、モハメッド・アリ、向田邦子、山本周五郎……。未知の人物との遭遇が、心躍らせる物語への熱中が、いつだって私を豊かにしてくれた。幼少期から現在に至るまで、無数の本との出会いを綴る豊潤な36編。『深夜特急』の直前、26歳の時に書いた単行本未収録のエッセイ「書店という街よ、どこへ?」も初収録!

巻頭で著者が言及していた書店は、以前の勤務先に近く、私もしばしば訪れていた。業種が変わってしまった時はがっかりした。街から書店がなくなるのは、悲しい。一方で40年前の梅田の大型書店のルポには驚かされた。ここまで混雑していたとは。
山本周五郎を今度、読んでみたい。

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2023年10月18日

Posted by ブクログ

私も古本屋と新刊の書店のふたつが近くに欲しい…!
本好きの人が住める住宅街を作り、近くに本屋専門のデパートがあるといいのになと思わず夢想した。

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2023年09月05日

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