あらすじ
【内容紹介】
現場改善・品質管理・安全衛生の重要エッセンスを網羅し、ものづくり現場に必要な基本知識・原理原則を、生産・製造現場の指導を熟知した専門コンサルタント陣がわかりやすく解説する1冊
【本書のポイント】
<現場改善>
・現場改善に必要な実践的な技法(IE・TPM・QC・JIT手法)を習得。
・それぞれの手法を駆使し、身のまわりの作業改善、仕事の不良率の低減等を実現。
・問題解析から改善案の作成までを学習し、小集団活動の活性化を実現。
<品質管理>
・品質管理の基本知識を習得。
・QC7つ道具の作り方を理解し、改善に活用。
・QC7つ道具を使った改善活動の進め方を習得し、自職場への改善活動を実施。
<安全衛生>
・具体的な設備・作業別の災害防止のポイントをしっかり学習。
・現場の作業者としての災害発生時の正しい行動が身につく。
・危険予知の学習を通じて、災害の未然防止に取り組む。
【目次】
『ものづくりの基本現場改善・品質管理・安全衛生がわかる本』
第1章 現場改善の基本 その1 ―現場改善の狙いと進め方―
第2章 現場改善の基本 その2 ―現場改善の実践―
第3章 品質管理の基本 その1 ―QCストーリーと7つ道具―
第4章 品質管理の基本 その2 ―品質管理の実践―
第5章 安全衛生の基本 その1 ―安全衛生の基本―
第6章 安全衛生の基本 その2 ―安全衛生の継続―
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Posted by ブクログ
ものづくりに於ける基本が学べる。
現場改善、品質管理、安全衛生
どれも工場では必要不可欠な内容だった。
初歩的な内容である為、専門知識を学びたい人には物足りないかもしれない。
しかし、製造業に就きたての方の教材としてや
中堅層ベテラン層の基本を振り返る用の一冊として
はお勧めできる。
Posted by ブクログ
ものづくりにおける現場改善、品質管理、安全衛生それぞれがわかりやすくまとめられていた。ものづくり現場に必要な基本知識を学べたと思う。
1. 現場改善の基本 その1
・工場のインプット管理→4M、工場のアウトプット管理→QCD
・QCD改善→①労働生産性の向上、②設備生産性の向上、③材料生産性の向上、④在庫削減、⑤リードタイム短縮
・生産性=産出量(アウトプット)/投入量(インプット)
2. 現場改善の基本 その2
・品質→顧客が要求している性質や性能のこと
・企画設計の品質、製造の品質、サービス(営業)の品質
・品質は工程でつくり込む
・品質管理→顧客の要求を満たす品質の製品あるいはサービスを経済的につくり出すための管理技法
・品質の改善→QCストーリー(進め方)→QC7つ道具(技法)
・JIT(Just in Time)→トヨタ生産方式、リーン生産方式(アメリカ)
3. 品質管理の基本 その1
・QCストーリー→①問題解決型(既に見えている問題を対象に現場からの提案を採用して改善)、②課題達成型(将来起こりうる課題を対象に対策)
・QC7つ道具(①特性要因図、②チェックシート、③グラフ、④パレート図、⑤ヒスとグラム、⑥散布図、⑦管理図)…数値データ
・新QC7つ道具(①親和図法、②連関図法、③系統図法、④マトリックス図法、⑤PDPC法、⑥アロー・ダイアグラム、⑦マトリックス・データ解析(数値データ))…言語データ
4. 品質管理の基本 その2
・QCストーリー成功の原則→①重点志向、②偶然原因と異常原因、③層別、④図示化、⑤仮説と検証
・QCストーリーのステップ→①テーマの剪定、②現状の把握、③目標の設定、④実施計画の策定、⑤要因の解析、⑥対策の検討および実施、⑦効果の確認、⑧標準化および管理の定着
・品質の五原則→①クレーム原因と対策書が全員に回るしくみになっているか?②クレームの処理ルールは決まっているか?③チェックシートはあるか、その項目、規準は明確か?④重要工程に作業標準を掲示しているか?⑤QC工程表は整備されているか?
・歩留まり率(%)=アウトプットの量(完成品数)/インプットの量(投入原料数)×100
・歩留まりロス改善→3Rの視点(Reduce、Reuse、Recycle)
5. 安全衛生の基本 その1
・安全と品質はすべてに優先する
・作業標準とルールを守る
・安全と衛生は5Sから(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)
6. 安全衛生の基本 その2
・目に見えない危険をなくそう、熱中症の危険をなくそう、健康管理を怠らない、病気の未然防止
・ヒヤリハット報告→ハインリッヒの法則(1件の重大事故、29件の軽傷事故、300件のヒヤリハット)
・リスクアセスメント
・ものづくりは人づくり