感情タグBEST3
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犯人を探してはならないミステリーは斬新で、とてもハラハラしました。
犯人の行動力に驚かされるばかりです。
方舟→十戒の順番で読めて良かったです。
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この人怪しいと思っていたら違う人で、でも本当は合っていて、と方舟同様何回も驚かされた。しかし、方舟程ではないなとネタバレ解説を読んでいたら綾川=麻衣であると分かりやっぱり面白いなと思った。方舟と十戒をおすすめしてきた友達が方舟から見ることを強調していた意味が分かった。綾川と麻衣は似ているなと思いながらも、同じ作者だから似たキャラクターがいてもおかしくないため何も疑わなかった。麻衣さん生き残れてたんだ。嬉しい
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またやられた!方舟に続いて、ラストの展開にまた驚かされました!面白かったー!こういう衝撃を味わいたいから、私は小説を読むのだろうなと思った。父との会話が、いつ最後になるかわからない緊迫した場面に考えさせられた。私も父との最後の会話はよく覚えています。心残りです。
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方舟より微妙だと思っている方はネタバレ全部読めていないんじゃないでしょうか?
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途中 綾川さんが、方舟でいう翔太郎なのか?!と思い込んでしまい、この人たちは助かると思ったあとしぬんだろうか〜〜、絶望の淵に突き落とされるんだろうか〜〜、エピローグ楽しみだな〜〜という気持ちになってしまっていたので、綾川さんが犯人だということが目の前で急に通り過ぎたって感覚になりましたね。。
方舟と違い、まさか主人公が隠していると思わなかったので、こういう一人称視点のときには叙述トリックがあるというとをすっかり忘れていました⋯!
方舟が素晴らしすぎて、それには劣る感が否めませんが、十戒も面白かったです。
⋯というのが最初の感想でしたが甘かったです。
読者専用ネタバレページを見て、上から目線な言い方で恐縮ですがこの作品に対する評価がはねあがりました⋯
方舟を読み、方舟の読者専用ネタバレページを読み、そして十戒を読んで十戒のネタバレページを見てやっと全貌に辿り着けます。
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前作の方舟に比べるとなんとなく犯人はコイツだろうなぁと分かりやすいという意味で正統派なミステリーからは反れた感じはしたけど面白かった。。。
物語の導入がとても良かった。もう少し島の特性を活かしたものであればよかったんだけど、う〜ん…それだと独特な前提条件"十戒"が成立しない気もする…
でも、前作のような絶望感もなかったし、キャラもあまり立ってなかった、つまりは細部まで構想?表現?がわたし的には勿体無いなぁと思ってしまう。。。
それによって、導入のワクワクに対する読み応えが小さく☆5には至らないと思った。
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方舟を読んでから十戒を読んだ方がいいと言われている理由が、本当に最後のページまで分からなかった。
お前か〜〜〜〜〜〜い!
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結論から言ってしまうと、方舟ほどの衝撃も、先が気になるハラハラ感もなかったように思う。
十分面白い作品ではあるけど、どうしても比べてしまうのが難しいところ。
爆死するほうが密閉空間で溺れるよりかはマシだしな、とか考えてしまった。
多分わたしは“おじさん“に対する解像度が低くて、
登場人物たちの人物像と名前がなかなか自分の中に定着しなくて、この人なんだったっけ、って何回も戻る羽目になったことも没入感を削いだと思う。
(これは完全にわたしの問題だけど)
若者とか女性はすぐ覚えられるんだけど、なんでだろうなあ。
犯人は今回“も”何枚も上手で鮮やかに事をやってのける。
かっこよさすら感じでしまう。
地の文の名前が突然さらっと“犯人“になるところなんて1回気づかずに読み飛ばしてしまった。
現代ミステリーにおいて、携帯電話が通じてしまうことで幅が狭まるという問題が起きやすいと思うのだけど、こういう手もあるんだなあとか。
旧約聖書シリーズ、とかでシリーズ化してほしい、次作も楽しみです。
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緊迫感、臨場感ともに十分で一気に読んだ!離島にも電波が飛んでいる今の世の中、クローズドミステリの状況を作り出すのが相当難しくなっているな、としみじみ。だからこそ作者の工夫が面白い。
めちゃくちゃ複雑!とか、こんなの絶対犯人わからない!とか、そういうミステリではなく、ちゃんと読者も推理できる内容なのが嬉しい。
ミステリを読み慣れている人だと、なんとなく怪しい伏線がところどころに見えてくると思う。
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また、読んでしまった。方舟での後味の悪さ、人間の「自分だけ助かるには?」という執念みたいなものを見たはずなのに。心に強烈に残ったはずなのに。読み終えて、希望があるわけではなかったのに。
一人ずつ殺されていくうちに、犯人はこっちか?!と目星はつけたけれど、完全犯罪をもくろみ、殺した人にすべて罪をなすりつけ、きっと里英にも一生プレッシャーをかけ続ける。自分が助かることしか考えていない人間って、やっぱり怖い…。
犯人がわかった上で、2回目を読むとまた違ったものが見えてくるらしい。
夕木春央さんのどんでん返し、すごいなー。
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一気読み。面白い。犯人と思ってた人が結果的には犯人だったけど、何回もハズレを出されて、そのハズレの答えに騙され続けた。あと、主人公にも。知っとったんかーい!て。
唯一、犯人の生い立ちとか殺人の同期に至るそもそものエピソードが弱くて(むしろ無い)残念だったな。ただ、たまたま居合わせて無計画・即興で練り上げられた殺人だったということで。頭良すぎる。
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ネタバレ厳禁の作品、ということで、読み進めましたが、うーむ、、、そうですか、、、という感じ。そこまでのものではないのでは???と思いましたが。
いわゆるクローズドサークルものですが、様々な条件を出す犯人の要求が、細かすぎて、いつそんなにする時間があったの???という感じ。
最後のネタバレも、そうでしょうね、という感じ。正直、あまり新規軸ではないかなあ?
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方舟を読んでからこちらも読み終わった。
最初は方舟ほどの圧迫感というか緊迫感はないかなと思いながらも読み進め、犯人を言い当てるところも違和感感じつつ最終的な真犯人に驚き。
結果をわかると今までの話が全く違ったように読めてくる。
二人の危機迫る心理戦だったのだな、と。
でも本当に驚いたのは真犯人の最後の一言。
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この作家さんの前作「方舟」がすごく面白かったから購入。
正直、終始「どんな大逆転がくるのだろう?」と期待しながら読んでいた。
困ったのは登場人物のキャラが立っていなくて、イメージが湧きにくかった。終盤でなんとなく分かってきた感じだった。
あと、冗長というか「このくだりは本当にいるのか?」と思えるやり取りが多いように感じた。全部読み終えた今となっては必要だったのかなという気もするが、中盤が少し飽きてしまう感じがした。テンポの問題だろうか。
そして終盤、藤原さんが犯人と言い出したときには驚いた。父親が犯人と言い出すかと思っていたから。ここは作者の思い通りだったのだろう。驚いた。
そして終わりの船で「犯人が」と言い始めたとき、また驚いた。と、同時にやっぱりそういう結末か、とも感じた。ただそうなると主人公の「次に何が起きるのかという期待」みたいな言葉が矛盾するような感じもした。
うーん。面白かったけど、方舟ほどではなかった、という感じ。期待し過ぎたかな?
でも面白かったから星4つ。
人に勧めるかは微妙なところ。
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第2の事件の「なぜ犯人は被害者の足跡だけを消そうとしたのか」という謎から一気に犯人を絞り込むロジックが綺麗だった。
被害者が、履き間違えるはずのない犯人の靴を間違えて履いてしまったから。
こういうシンプルさとエレガントさが両立しているロジックが好みなんだと再認識。
そしてラスト1ページ、まったく予想していなかった展開だったので充分驚いた!
Posted by ブクログ
爽快感とは真逆の読後感を味わった『方舟』からすると、多少まろやかかなと思うところもありますが…助かったはずなのに、一生引きずっていかなければならない『十戒』を背負わされた里英のことを思うと、、ちょっとぞっとしますね。
綾川とは一体何者だったんでしょうね。
頭のキレ具合とプライベートの実は既婚者エピソード、島での振る舞いを合わせるとやっぱりサイコ気質?
設定なので仕方ないのですが、やっぱり犯人が示す戒律がまどろっしくて、説明的でくどい感じがしましたので⭐︎-1です。
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何が起きても犯人を探してはいけない。
3日間十戒を守り抜いて過ごさなければならない。
それを守りきったみんなはすごいと思う。
私なら絶対無理…
方舟同様相変わらず犯人はサイコパス…
途中で何となく分かってしまったので
方舟ほどの衝撃は受けなかったけど
それでも騙されたし面白かった。
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クローズドサークルと化した、孤島で起こる連続殺人を描いたミステリ。
「殺人犯が誰なのか知ろうとしてはならない」という、まるでミステリを否定するかのような設定が斬新です。
また、犯人が作り出した十の戒律が守られないと、全員爆死というのも、緊張感がありスリリング。
ある物を使って、犯人とコミュニケーションを図るところも興味深く、他のミステリとはちょっと違う面白さがありました。
前作『方舟』ほどの衝撃はないかもしれませんが、最後に明らかになる趣向も含めて、全体的によく練られた本格ミステリだと思います。
『方舟』、『十戒』と聖書にちなんだタイトルが続いたので、次のタイトルも気になりますね。
そこではどんなミステリが読めるのか、今からとても楽しみです。
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【あらすじ】
殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。
浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。
【個人的な感想】
方舟が面白かったので十戒も絶対読もうと決めていた。
十戒はなんなく犯人を予想できた。
それでも、どうやって?の部分は想像できず比較的最後まで興味を持って読み進められた。
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平均点という印象でした。面白いっちゃ面白いけど、うーん?うん、といったような…。
そういえばあの時のあのセリフ、頭に残るなレベルで違和感があったので、ずーっと犯人がチラつきながら読んでいました。なので、すっかり騙された!感がないのが、わたしには物足りなかった。
全体としても、ええ…?あ、そう。と納得せざるを得ないようで、楽しませてはもらったけど少しがっかり感ありでした。
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私が描いていた犯人像が二転三転した。
ある種密室殺人だと思うけど、やっぱりこの中に犯人がいる的なミステリーは苦手だし、新鮮味は特に感じられない。
再読すると、あのときの言動がおかしかった等新たな発見があるとは思うが、読む気は特になし。
瞬時に計画実行し、他方で偽りの事件を構築する・・・恐ろしい人だ。
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途中で何となく犯人じゃないかなと感じてたけど最後に分かった時はやっぱりゾクっとした。
犯人を見つけてはならないという設定は面白い!
ただ、個人的には方舟の方が衝撃ラストだったかな。
前作同様に再読は楽しそう♪
Posted by ブクログ
「方舟」があまりにも衝撃的なだったので、夕木先生の次の作品ということで手に取りました。
「方舟」ほどの衝撃では無いものの、しっかりとしたトリックがあり、犯人が誰なのかとワクワクして読むことができました。やはりあの人が犯人でしたか…。
Posted by ブクログ
犯人がなんとなく予想できてしまった。
現実感が全く無いが、私たちが生きている現実世界とは別の、ミステリ小説という世界の中のお話と割り切って読めば楽しんで読めるのだろう。
それにしても犯人やアレを製造していたヤツらの背景が描かれていないのはどうだろうか。
人物のディテールをちゃんと描けば物語の厚みや奥行きも出てくるし、物語内でのリアリティも増してくるのでは。
Posted by ブクログ
CL 2024.4.12-2024.4.15
前作を読んでいるのでラストの真相も驚きはなかった。あと、進展が少し遅いような。
狭い同じ空間に居ながら犯人とわからないように戒律を課していくロジックは面白かった。
最後ありき
前作もそうでしたが、結末ありきの小説でその結末に向かって犯人が動かされている、登場人物たちも動かされている、それってそんなに心わくわくするものだろうか、と私は思います。
前作もそうでしたが、犯人の動機がなんだか感情移入できないんですよね。今回は相手が犯罪者だしやらなきゃ自分が危険って、そう思ったところで人間ホイホイ連続で他人を簡単に殺せるでしょうかね?
そんなことできるのはサイコパスくらいでしょうから、サイコパスになった彼女の背景が見えないとなんだか納得できないのですよ。
その犯罪者たち相手に強烈な恨みこそあれば原動力にもなるでしょうが、ほぼ初対面なんですよね?
Aさんの探偵ぶった推理に納得してる登場人物たちにも、それで納得するんか?って感じで。
結末まで読んでも登場人物への感情移入がさっぱりできないので、え、そうなるの、ふぅん…そっか…としか思えなかったです。