あらすじ
一流リーダーを目指すためにはどうすればいいのかを説いた本。
仕事術、時間術、コミュニケーション、心得など、
リーダーが押さえておかなければならないスキルと考え方を
一流、二流、三流という3段階の視点でまとめました。
リーダーに昇格したらいろんな悩みで苛まれてしまった
きちんと動かない部下にイライラするけど、文句も言えずモヤモヤする。
年上の部下に言いたいことがあるけど、なかなか言えない。
上司から「リーダーなのだから、自覚を持って欲しい」と、何かあるたびに言われる。
しかし、このようなケースとはまったく逆で、リーダーになっても順調に仕事をして、
より活気があふれる人もいます。
いわゆる、リーダーになってうまくいく人です。
この違いは、「リーダーの役割を知っているかどうか」です。
著者の吉田さんは会社員時代に、業界2位の大手企業、老舗の学校法人、外資系企業、
上場しているベンチャー企業グループと、異なるタイプの会社及び団体に籍を置いていました。
そして、それぞれの会社で、いろいろなタイプのリーダーと仕事をしてきました。
その中で、圧倒的な成績を挙げている一流のリーダーには、
共通している行動・習慣・思考があることに気付いたのです。
その要素は、現在コンサルティングや研修などで関わっている一流のリーダー達とも共通しています。
本書はそれを48項目でわかりやすくまとめました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
現場のリーダーのための本。要点が纏まられている。
実践すれば、部下との信頼関係が築けそう。
自らがプレイヤーになるのではなく、部下を成長させるために時には部下に責任を委譲しチームのサポート役をする。
リーダーでない人も参考になる。
Posted by ブクログ
現状、二流かな。
三流はこうする、二流はこうする、じゃあ一流は?という比較が分かりやすくて良い。
プレイヤーの延長で仕事すると躓くっていうのは凄く分かる。
実際に「いやいや一緒に兵隊しないで」と思う瞬間が結構あるので。
個人的に“部下のモチベーション”に対する考え方が一番刺さった。
関係ないと無視するでも上げようとするでもなく、下げる要因を除去する。
ホントこれなんだよな。
他にも時間術、仕事の進め方、部下育成、チームづくり等、一流のリーダーとしての在り方が学べる本でした。
Posted by ブクログ
リーダーとしてはサボるや減らすなど効率化によって余裕を持つことが基本ベースとして書かれている。一昔前のがむしゃらを否定しているようで上司の提案には「やりますの一言」のように仕事をすべて受けるために余裕を持った管理をした結果に見えた。
Posted by ブクログ
いち作業者・いちプレイヤーから、チームリーダーや管理者・上司といった立場になった人に向けた、心構えや行動の指針的な内容というところでしょうか。
特に次のようなことをやりがちな人向けですかね。
・ 「自分がやった方が早い」と部下の仕事を奪ってしまう
・ 「俺にできるのに何故できないのか」と自分基準で部下を評価する
・ リーダーは誰よりも働くべき(忙しくあるべき)
個人的な体験からいうと、こうしたことをやるリーダーは結構プライドが高くて「俺はできる」と思い込みがちなので、この本の内容を受け入れてくれるかどうか不安ではありますが…… 私としては、本書の内容に共感するところが多かったです(すべてではありませんが)。
こと「育成」に関する内容については、私自身その意識が薄かったので、本書を読んで良かったと思いました。
リーダー的立場の人に向けたような本ではありますが、いち作業者や部下として働いている人にも有用な内容があるので(「一流は10%の段階で見せる」とか)、組織で働いている人全般向けの本ともいえるかも。
Posted by ブクログ
本当は、自分の組織のどうしようもないトップ達の振る舞いがどうなのか知ろうと思って本書を手に取ったのですが、本書の取り上げる「リーダー」は、経営者とか組織のトップのことではなく、職場のグループリーダーのような立場の人のことでした。課長ぐらいか、それ以下。述べられていることは特別な内容ではありませんが、初めてリーダーになった人が悩むであろう点などが上手く整理されて読みやすく、参考になるでしょう。