あらすじ
「これより『稀代の大悪女』ローズ・スノウの公開処刑を始める!」
聖女として長年頑張って来たのに、妹に冤罪をかけられました。
助けてくれる人は誰もおらず、むざむざ殺されてしまいます。
目覚めた時、なぜかわたしは二年前の秋に戻っていました!
わたし、もう我慢しません。
嫌な仕事はやめます。わたしを虐めた奴らは許しません。
聖女として戻ってきてほしい? もう遅いです。
自業自得ですよね。あなたたちは勝手に破滅してください。
わたしは今、推し活で忙しいので。
死神と呼ばれる冷酷な公爵様と一つ屋根の下なので。
ふふ。
邪魔をする輩はどんな手を使っても排除しますね。
推しを救うためならどんな手だって使っちゃいますから。
※電子書籍には特典として、山夜みい先生書き下ろしSSが収録されています。
感情タグBEST3
泣けます
最初は、ぶっちゃけ聖女に、なんか違和感を感じながら読んでいたのですが。ただのざまぁではありません。ただの死に戻りではありません。泣けます。真実は残酷で、人間は残酷で、でも推し活は素晴らしい。
作者様の他の作品も、ぜひ読みたいと思います。
匿名
切ない
やり直しの自由っぷりは面白かったですが、最後の方、いろんなことが明らかになっていくところに泣けました。
そもそも聖女の存在そのものが切ない。
ヒロインがどれほどの想いを抱えていたのか、ヒロインに周囲がどれほどの想いを持ったのか。
手放しでハッピーエンドとは言えないけれど、何度読んでも泣いてします。
とてもいいお話です。
言葉を失う読後感
久しぶりに言葉を失う物語に出会いました。
ギャグあり、笑いあり、吹き出し笑いあり。
けれど押さえるところはしっかり押さえてくる。
思い浮かべていたストーリーをいい意味で裏切ってくれた良作品です。
ハッピーエンド!
ただし全方位では無い。
笑えて泣ける
初めは復讐モノかと思って読んでいたけれど、全く違う、なかなかに壮大なお話でした。全員揃ってのハッピーエンドにはならなかったのが余計にヒーロー&ヒロインの想いを強調していて…切ない幸せでした。
きっと何度も読み返すお話になると思います。
匿名
推し活
軽い気持ちで読み始めたら、なかなかに骨太な設定で、いい意味で裏切られた。
語り部のヒロインが推し活〜とか言いながら軽い感じで話を進めていくので途中まで騙されていたけど、世界観や設定がかなり作り込まれていて、話の展開もシリアスで重め。
バトルあり、友情あり、ラブありでかなり楽しめました。
Posted by ブクログ
いわゆるタイムリープ+追放物の話かと思って読み始めるも、最後まで読み切るとビックリ。
読みながら所々に感じる違和感。終盤にかけ、それらの違和感を見事に回収してくれるシナリオ運びはまさに見事の一言。主人公ローズの思いや行動の背景の設定が素晴らしかった。
基本、重めな展開ですが、その一方の日常シーンでは、全力でギルティアに対して『推し活』を進めるローズも可愛らしくて良かったです。
単巻作品いい感じに纏まっており、サクッと読める作品としてもオススメです。