あらすじ
ハイリスク・ハイリターンの「仕手株」。
そのイメージ通りに急騰と急落をくり返し、
なかなか思うように個人投資家を儲けさせてくれません。
そこで、投資歴45年超のベテラン投資家である著者が
仕手筋の狙う銘柄、シナリオ、戦術を解き、
損を最小に抑えつつ大きな利益を手に入れるよう教えます。
「特別な つてがなくても」チャート、板、ランキング情報等を見極めれば仕手筋と渡り合えます!
——
まえがき
個人投資家の新規参入が目立っている。
停滞する日本経済、コロナ下の生活からの起死回生。
リモートワークで、勤務時間中も証券会社のサイトを覗くことにためらいがなくなったからか。
理由はいろいろあるが、とにかく「お金を増やしたい」それも「自力で」。
そんな向きに一番、可能性が高く魅力的に見えるのが、株式投資の「ハイリターン」であろう。
特に、コロナ後に注目されるDX(デジタルトランスフォーメーション)や規制改革、環境対策関連銘柄の値上がり、変動幅は目覚ましく、「10倍株」(テンバガー)もあながち夢物語ではない。
そこで注目されるのは、時代に合った関連銘柄の「仕手株」である。
この銘柄の動きは半端ではなく、上手く当たれば、資産はたちまち急増。
億のお金を手にすることも、現実味がある。
しかし、株式投資、仕手株の特徴は「ハイリスク・ハイリターン」。
そうわきまえないと、逆に資産を減らす。
これでは意味がない。
本書では「株価変動の仕組み」「仕手株の本質」「仕手筋による相場形成の裏側」等を丁寧に、かつ、現実的に解説して、仕手株好きな投資家の手助けをしたいと考える。
私は仕手系銘柄とつながりのある集団と知り合い関係もあり、実際の株価を「作る」現場も垣間見ている。
仕手株で、資産を増やすのは、たやすくはない。
しかし、その成り立ち、戦略、ふるい落とし、玉転がし。
このやり方を熟知しておけば、成功率が上がる。
ここに、100の「鉄則」そして実践に裏打ちされた儲けを一回り大きくする「技」を披歴するので、大いに役立ててほしい。
書籍の代金以上の成果が得られることをお約束する。
2020年暮れ
石井勝利
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Posted by ブクログ
仕手株の鬼100則 石井勝利・著 を読みました。
私は株式投資初心者ですが、色々なニュースから『仕手筋の動きが』、『仕手株だ』、『仕手集団』など仕手株という言葉を聞く機会が多々ありました。
仕手ってなんだろう? と思い本書を読みはじめました。
仕手という言葉の印象はあまりいいものではなく、あやしい匂いがするという印象でした。
なるほど、こうやって株価の動かしたり、機関投資家との戦いが繰り広げられているんだー!
と目から鱗の内容にびっくりでした。
株式の値動きを見ていると、なぜこんな潰れそうな会社の株価が結構動くのかな? とか、ずーっと安値だった会社の株価が上がることがあって、あれ?と不思議に思う事があります。
きっと投資しやすい何かがあるんだろうなぁ? と思っていましたが、仕手筋が動いているのかも!?と本書を読んでから思うようになりました。
板を見ていると、変な数字があることがあります。なんだか売り買いどちらかに、異常なほどの沢山注文が入っているとか、特異点のような数字があるととても目を引きます。
これはなんだか個人では太刀打ちできなそうだなー。怪しい! と思う位には本書を読んで成長できたかな? と感じました。
実用書は読み終わると、自分もできるようになった気がするので、とても危険ですね。(笑)
なんというか、何かの推理小説を読んでいるような雰囲気で、本書を読みました。
株式市場を戦いに例える本にたまに出会いますが、なるほど、こういうことなのかと思いました。
世の中知らない事が沢山ありますね。
んじゃ。