あらすじ
自己肯定感と信頼関係を育む子育てスキル。
はじめての育児で不安、赤ちゃんにどう接すればいいかわからない・・
そんなとき、子育てを教えてくれる学校があったらいいと思ったことはありませんか。
本書で紹介する、0歳~3歳の心と行動を健やかに育てるためのメソッド「PCITトドラー」は、科学的にエビデンスのある子育て法です。
「PCIT(Parent Child Interaction Therapy)親子相互交流療法」は、アメリカで開発された子育てスキルです。
多くの科学論文で、その効果が証明されています。
日本でも小児科、メンタルクリニック、児童相談所などで採用され、NHK「あさイチ」「ウワサの保護者会」などでも紹介されました。
子どもの心がどのように発達するのか、保護者はどのように話しかければよいのか、子どもの自己肯定感を育む接し方など、今すぐ役に立つスキルが満載です。
授乳
食事
おむつ替え
トイレトレーニング
お出かけ
遊び
夜泣き
など、具体的なシーン別に解説します。
エビデンスに基づいたPCITのスキルが家庭でもできる!
精神科医の著者が、イラストと共にわかりやすく解説します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
娘は特に手のかからない子ですが、子どもなので時々泣いて主張することがあります。その時にCARESがとても助かり、今では紙に書いて壁に貼っています。
子どもを持ってらっしゃる方全員におすすめです。
Posted by ブクログ
PCITとはなんぞや?という方におすすめです。「PCITの骨格」に絞って書かれているので、育児に追われている方でもサクッと読めます。この本を読んでもっとPCITを知りたいとなった方には、同著者の「PCITから学ぶ子育て」をおすすめします。
PCIT、私は名前すら知りませんでしたが、ぜひとも育児に取り入れたいと思えるものでした。
Posted by ブクログ
CAREの専門家向けワークショップを受けた直後に読んだので、先生の声掛けを思い出しながら読み進められてとてもよかったです。
鴨さんのイラストが可愛いなぁ、コーチングしてるんだなぁと思って、途中で加茂先生だからかぁー!と気づきました笑
もう1冊も読んでみようかな。
Posted by ブクログ
親に対してもあたたかい言葉掛けがたくさんある本て、読みながらホッとしていました。読みやすく、ポイントが分かりやすいのも良かったです。
子どもの年齢が、本書の対象をわずかに上回ってしまったので、標準版のPCITもチェックしてみたいです。
Posted by ブクログ
もうすぐ3歳になる娘がいますが、本の内容を実践する旬を少し過ぎてしまったかなと感じました。
また、自宅保育の場合にも5分だけに時間を括って、「特別な時間」をやる必要はあるのかな?という感じはしました。
次の子に実践できる機会があれば、やってみたいです。
Posted by ブクログ
気持ちを表現する言葉を持っていればかんしゃくにいたらない可能性が高い。子どもの感情にラベリングするだけでなく、親も自分の気待ちを表現するのが有効
親はリーダーシップが理想。あたたかみ、わかりやすいルール、一貫性が大事。
スペシャルタイムは、1対1で開始と終了を宣言する。①命令、②質問、③批判やダメ出しはしない。代わりにPRIDE: P褒める、R子どもの言ったことを繰り返す、I子どもの遊びをまねる、D子どもを主語に行動を実況中継する(先読みはしない)、E楽しむ
かんしゃく(強い感情)への対処はCARES: C近寄る、A手助けする(代わりにやるのではなく一緒にやる)、R言葉がけで安心させる、E感情を言葉にする、Sスキンシップでなだめる
CARESで子どもが落ち着いたら「切り替え」。玩具の場合は、音や光が出るものが向く。飲み物やおむつ交換も良い。
不適切な行動は薄い反応(見えない、聞こえないふり)で視線もそらす。子どもが戸惑ったら「切り替え」で他の玩具に注意を向けさせる。後ろから子どもの腰をかかえ、体を玩具に向かせる。
暴力やものを投げるなどへの対処は、①子どもの目の高さにしゃがんで両手を両手で包み込み、目を合わせて「乱暴はしません」②そのまま視線を3秒子どもからそらす③再び視線を合わせて「乱暴はしません。優しいお手々です」④切り替えて子どもの腰を抱えて他の玩具に向けさせる⑤PRIDEスキルを使いながら子どもとの遊びに戻る
破壊的な行動の前には表情のゆがみ、不満そうな声、乱暴な行動等の合図があるため、それに早めに気づいてCARESスキルで子どもを落ち着かせると予防になる
スペシャルタイムを10日以上続けたら、言う事を聞く練習も可能。親は効果的な指示を、子どもは指示に従うやり方を身につける。
最初はスペシャルタイムのなかで、①子どもに近づき、スキンシップをとりながら、「クマさんをお母さんに渡してください」欲しいものと母の手を交互に何度か指差す②5秒待ち、言う事を聞いたら熱烈に褒める③5秒待ってもやってくれないときは、やってみせる。その後もとに戻し、もう一度交互の指差しでお願いする④更に5秒待ってもできなかったら、「次は〇〇ちゃんの番ですよ」と言って、もう1度チャレンジ⑤できたら拍手しながら褒める。タッチやハグも良い⑥できなかったら、「クマさんをお母さんに渡すのをお手伝いします」優しく手を取って「これがクマさんをお母さんに渡すと言うことです」と言いながら一緒にやる
慣れてきたら「ここに座ってください」「お母さんの手を握ってください」など生活面で役に立つ指示にもチャレンジ。
効果的な指示のルール
①直接的に「~してください」「~しなさい」
②指示は1回にひとつだけ
③子どもの年齢や発達に見合った指示を出す。ex.「ブルーのスポーツカー」でなく「青いブーブー」
④指示は具体的に。ex.「お行儀よくしなさい」でなく「お母さんのそばに座りなさい」
⑤ポジティブなタッチやジェスチャーを添える
⑥子どもの目の高さで目を合わせ、落ち着いた声のトーンで指示する
⑦指示の理由の説明は短く、指示の前か子どもが言うことを聞く前に
⑧指示を出す前に子どもに近寄る
Posted by ブクログ
本屋で表紙の柔らかさに惹かれ、初めてのPCIT本。
褒めること、ポジティブ>ネガティブなど、どこかで聞いたことあるような論法も多かったが、体系的に読むことができたのは良かった
実際に出産後子育ての中で悩む前に再読したい
Posted by ブクログ
PCITに関する書籍はこちらが初めて。平易かつ柔らかい文章で入門にぴったりでした。
実際に起きうるシチュエーションと、それに対する対処法が所々で取り上げられているので、すぐにでも実践できそうです。
ただ、褒めすぎによる弊害についてはさらっと否定されているだけで、深く言及されていなかったのは少し気になるところ。「親に褒められること」自体が動機になってしまうのではないかと懸念して本書を手に取った側面もあるので、否定するならもう少し根拠と説得力がほしかったなぁ。
ただ、ネガティブ>ポジティブな声かけがより良いという部分は全くもって同意なので、積極的に取り入れていきたいです。
Posted by ブクログ
親としてあるべき姿に近づくための実践的な方法な声掛けがかかれていて読みやすいし為になる。
ただし、「子どもを褒めすぎても問題なし」
と書かれているが、私はそうは思わない。
褒めることも評価することのうちの一つであり、褒められることを目的に子供が行動するようになってしまうため、「すごい」「えらい」という言葉を多用するのではなく、「〜できたね」等とできたことの事実を伝えてあげて、その事実を子ども自身の自信や行動の糧になるようにしてあげるべきだと考える。
Posted by ブクログ
子供がやって欲しくない行動をした時の大人の対応が書かれていたが、実践すると子供がやって欲しくない行動を途中でやめれるようになった。本当に参考になった。
また、癇癪やうまく行かずに泣いている時の対処方法も参考になった
Posted by ブクログ
0歳から3歳までの子とその親を対象としたPCIT(親子相互交流療法)の本。
子どもがおもちゃを独り占めしたり、ご飯食べてる時にスプーンを放り投げたりするといった行動に対して、具体的にどうするかが示されている。
子どもに対する基本的な態度をポイントを絞って説明したあと、日常の具体的な行動を例に説明してくれてるので、非常にわかりやすい。内容も多すぎず少なすぎずなので、あれもこれもやらなきゃと思って結局何もしないというパターンにならずに済むかもしれない。
12ヶ月以上の子を対象にしたデータを使ってるみたいだけど、0歳から使えるので、早めに実践したい。