あらすじ
今までの育児には、進化学と動物学の視点が欠けていた。
これまでの間違った育児常識を見直し、自然の本質にかなった正しい育児を行おう。
そのためには、人間を哺乳動物として把握し直す必要があります。お母さんのお腹の中にいる間に、胎児は5億年の進化のドラマを再現しています。その進化の過程には、子供を病気から守る重要なファクターが隠されているのです。アトピー性皮膚炎や小児喘息などに、独自の視点と臨床経験から迫る医師が、現在の日本の育児常識の間違いを具体的に指摘。生命進化の段階を重ね合わせながら、自然の摂理にかなった“子育て”を提唱する革命的育児書!
*本電子版では紙版の内容の一部(2つの推薦文)は、掲載してしておりません。
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Posted by ブクログ
西原式育児〜口腔外科の先生が、口から肛門までの知識から本来の育児法に辿り着いた。現代の早過ぎる育児法に警鐘を鳴らして随分経たれてます。厚生省へも2度抗議に出掛けるもののお役所体質な役人には意味成さず。
離乳食は2才から、それまでは母乳か人口乳で育てる。なぜなら赤ちゃんの腸はセキュリティ無しの解放地区のようなもの。母乳以外の食事は危険だと言います。またおしゃぶりの奨励、これも4歳までOK。子供に過度な運動はさせるな、ベビーカーの奨励。まだまだ現代の育児法からは考えられないお話がいっぱい。でも戦前は西原式育児で言われている育児が当たり前だった。そしてアメリカから入ってきた育児法が戦後の日本の常識になりましたが、当の本家はと言うと直後に昔の日本式の育児法が奨励されていた。このような事から日本の育児指南書は信じられないと思える一冊です。