【感想・ネタバレ】使ってもらえる広告  「見てもらえない時代」の効くコミュニケーションのレビュー

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Posted by ブクログ 2013年04月05日

広告に対してまさに思ってるモヤモヤが一気に晴れた感じ!

個人的に、
好きなドラマを録画しながらあえておっかけ再生してCM飛ばして見るし、
ネット広告バナーじゃまだなぁ〜、
Youtubeの広告動画早くスキップさせたいなぁ〜

そんなことずっと思ってたのですが、そうなんです。ネット社会では自分に関係...続きを読むあるものしか目にとまらない!
だから、使える・サービス的観点で広告をつくる。なるほど!です。
話題性だけで人を引き込むのには限界がある。


正直考えてみれば当たり前のことだと思います。でも、行動理由を自分では解き明かせないもどかしさがあって。それをこんな風に仮説立てて、人を引き込む技をつくるのが広告マンのかっこいいところだなぁと思いながら読んでました。

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Posted by ブクログ 2011年02月14日

mixi年賀状とかユニクロックみたいに「使ってもらえる」っていう要素を組み入れた、サービスとしての広告をこれから効いてきますよって話。なかなか勉強になる本。

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Posted by ブクログ 2010年11月05日

UNIQLOCKを例に、能動的にWEBを使うユーザーに取って効く広告とは何か、
ということがわかり易く解説されている。

じっと構えてる広告が効かなくなった今、消費者に使われる広告とはどんなものか、を考えるいいキッカケとなった本。

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Posted by ブクログ 2010年09月02日

今さらですいませんシリーズpart2。
タイトルから、だいたいこんな内容なんだろうな~
と類推してわかった気になっていましたが、
本当そんな風に思ってた自分が恥ずかしすぎて土下座したいです。
予想していた内容はだいたいはずれてはなかったんですが、
なんていうか現状を上から分析して賢くまとめてる本なの...続きを読むかなーと思いきや、
優秀な広告クリエイターである須田さん自らの経験から得た気づきで構成されており、
現場感のある文章は説得力があり、魅力的で、引きこまれました。
この人かっこいい!こんな人になりたい!とワクワクしちゃう感じというか。
やっぱ、実際つくれる人が、いちばん強い。

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Posted by ブクログ 2010年07月18日

mixi年賀状だとか、ファイブミニの体内怪人だとか話題のコミュニケーションを開発してきた人の著書。

コミュニケーションの中心がメディアからコンテンツへ移っていっている。
なんて論調が顕著だった2、3年前。

コンテンツの次はユーティリティ(道具)だと。

生活者の役に立つ道具を作って、それを使って...続きを読むもらってコミュニケーションする。それが「使ってもらえる広告」。

それは何も新しいことじゃなくてビール会社の栓抜きみたいなもんなんです、と。

でも、コンテンツもユーティリティもどうやってそれを多くの人に知ってもらうのか?といつも考えるのですが、一つはPRで本当に多くの人にしってもらう場合と、ある興味層にはおもろければ必ず届くというニ方向の告知があるんだろーなということ。後者の場合に、自分が情報感度があまり高くない&ターゲットではないせいで、結構あとから業界誌で知るんですが、きっとウチワのりみたいな世界がむちゃくちゃたくさんある。そんな時代なんでしょうね

そろそろ、ほんとにみんな手間ひまを惜しまず徹底して顧客本意にやっていかないと終わってしまうんではなかろうか・・・。

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Posted by ブクログ 2010年04月26日

この本を読んだあとでは、単なる目新しさや派手さだけで彩られたプロモ企画に納得することはないだろう。

消費者が大きく変わっている以上、企業が発するメッセージも、そこに受け入れられるものとなるべき、というまったくの正論。

事例よりも何よりも、「使ってもらえる」「お客様の生活に入っていける」という視点...続きを読むで考え抜くことの大事さ、頭を切り替える必要性について考えさせられる本。

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Posted by ブクログ 2010年03月26日

広告制作者の立場から書かれた「これからの広告」。代理店の中でこれだけの危機意識を持ってる人は珍しいかもね。

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Posted by ブクログ 2012年10月11日

mixiの年賀状やUNIQLOCKなどを分析し、広告について書かれた本。
マス広告が衰退する中、新しいネットとどのように付き合っていくべきか、
多くのヒントが書かれている。

ただ、テーマがmixiだったので、FBが流行っている現在から見ると、
少し昔の話のように感じたし、トレンドの変化の速さも感じ...続きを読むた。

モノを動かす仕組み(サービス)そのものを広告的な発想で開発すればいい、
という考え方は参考になった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年12月04日

【UNIQLOCK】
ユーザーの役に立つ機能
ブランデッドユーザビリティ p39
Cf. Nike+

「表現としての広告」から「サービスとしての広告」へ p46

いまのコミュニケーションのツボをトータルにおさえていたオバマの選挙キャンペーン p60

大衆から分衆、そしてユーザーへ p81
「タ...続きを読むグ化する個人」

「メディアは変わる、人間は変わらない」p91

CGM(コンシューマージェネレーテッドメディア)=生活者がウェブ上に情報発信することによってつくられるメディア p100

逆にテレビの時代だからこそ、テレビが”効く”と思っている。p108

クロスメディアの活用:いきなりCMだけを流すのではなく、ウェブを使って情報に奥行きをつくり、番組やニュースで口コミの下地をつくっておけば、人々はより広告キャンペーンの世界に興味を持って入って行きやすくなる。メディアを組み合わせることで広告メッセージが「訴求」ではなく「話題」になりやすくなる。p110

いまの広告=(ウェブ+PR)× テレビ p117

ウェブに最適なのは「サービスのようなコミュニケーション」p150

「モノが売れない時代なんだから、"モノを動かす仕組み(サービス)”そのものを広告的な発想で開発すればいいんじゃない」p154
ex. goo「脳内検索メーカー」、トリンプの「おねだり機能」

【ユーザーに愛される5つの極意】
①つっこまれクリエイティブ
②ルールクリエイティブ
シンプルさが重要「カンタンな一つのルール」
③コンテンツ消費からコンテクスト消費へ
④仮説検証から仮説探索へ
Cf. 「永遠のβ版」
⑤全員シロートの時代

ガンダム富野監督「あらゆるストーリーの核には、必ずストーリーがあります。ストーリーの働きとは、人を集めてコミュニティを形成することです。そしてストーリーはすべて、その時代の要請に応えて現れるのです」p207

【ヒトのパラダイムシフト論】
「ヒトは国籍から文化籍へ、民族から興味族へ移行しつつある」インターネットが普及した結果、ヒトは地理的条件にとらわれなくなり、興味の対象だけがヒトをセグメントするようになった。

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Posted by ブクログ 2011年10月09日

博報堂クリエイティブディレクターの須田和博さんの著書。「広告」というものの在り方が高度経済成長期とは大きく変化し、ただの「マス広告」をいくら素晴らしい表現を追求して制作しても、見ない人は見ない。そもそも「大衆」が「分衆」になり、「お茶の間」がなくなり、人々がタグ化されたウェブの時代では、使ってもらえ...続きを読むる広告でなければ、「見て」もらえない、という主張。現代の広告というものの在り方を著者自身の定義で示されていて、とても面白かった。ただ、ウェブ至上主義の主張ではなく、一時代を牽引したテレビという巨大マスメディアと網目状に張り巡らされたウェブをうまくかけ合わせて相乗効果を生み出すという考え方はとても共感した。また、広告というものはCMなどをつくって終わりという単純なものでもなく、「これが広告なの?」というようなものまで含むという解釈は新鮮だった。オバマ大統領の選挙キャンペーンなどの連続したプロセスをデザインすることこそ、広義的な広報活動として、これからの潮流になるのだなと思った。

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Posted by ブクログ 2011年07月25日

見てもらえないなら 使ってもらえばいいじゃない。

ゆにくろっく・mixi年賀状 ・ニコニコメッセ などの
裏側の話など。

しゃべり口調で書いてあって すごく読みやすい。

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Posted by ブクログ 2011年06月12日

これから広告が生き残っていくには。インタラクティブ広告の分野で活躍する著者が広告におけるウェブの重要さ、そのあり方を訴える。ちょっと仕組み論に偏り過ぎな気も。

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Posted by ブクログ 2010年12月18日

広告会社に勤めている時代には「はぁ?それで儲かるの」と言われそうな内容だった。広告代理店のビジネスモデルはどうなるのでしょう。

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Posted by ブクログ 2010年11月09日

事例が豊富でわかりやすかった。「使ってもらえる」は、確かにこれからのマーケティング活動において重要なポイントだと思う。

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Posted by ブクログ 2010年10月23日

サービスの様なコミュニケーション。
機能で人の役に立ちながら、商品を買いやすくしてからプロモーション。
届く文脈作り。

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Posted by ブクログ 2010年10月20日

シンプルでわかりやすく、「なるほど」という一冊。ユーザーの能動的なかかわりを生む仕掛けが重要になってきていることと、WEBの特性がそんな時代にマッチしていることとが、自分の中でつながった。そしてどんな時代でもユーザーに向き合うことなんだと改めて思った。

::::::::::::::::::::::...続きを読む::::::::::::::::::::::::::
【読書メモ】

●「使ってもらえる広告」とは、ようするに人々が商品を買ってくれやすくなるような、便利なサービスや仕組みのことだ。それを広告会社で開発して提供するのである。・・・ポイントは、自分をぐんと低くして、相手の都合をじっと思いやることにある。そして、そっと身近な位置に寄り添って、喜んでもらえるように行動していくのだ。

●広告がいま生活に溶け込みきれていないのは、接触したいターゲット、すなわちユーザーのお役に立てていないからではないだろうか?だったら広告は、もっとユーザーの役に立つサービスになることを考えればいい。たとえば、電車の乗り換え案内のように。

●「未来のテレビはYouTubeとTwitterが合体したようなものになるだろう」・・・未来のテレビ像には大きく三つのチャンネルがある
・公式チャンネル(いままでと同じ)
・フレンドチャンネル(自分の友達がみている番組)
・リコメンドチャンネル(視聴履歴から推測されたオススメ番組)


●いまや人々はどこかの"族"に属するというよりも、自分の中に"属"する複数の嗜好(属性)をフラットな状態で同居させながら、日々を過ごしているのだ。こうした個人が所有する多様な"属性"のことを、ウェブ世界の言葉にヒントを得て「タグ」と呼んでいる。・・・ようするにウェブユーザー(いまの人々)は、検索によって自分が興味を持てそうなタグにアクセスしながら、それらと「ユルく広くつながっていたい」のではる。

●「ミクシィ年賀状」がその典型だが、バラバラになった人々が、バラバラな嗜好を持ったまま参加できる=ユルくつながれる仕組みをつくること。ウェブのコミュニケーションでは、それが肝要だ。

●広告論を語るとき、私はいつも「メディアは変わる、人間は変わらない」というひと言から話し始める。大衆から分衆へ、そして個々のユーザーへと生活者像は変わりつつあるが、人間そのものの本質が変わったわけじゃないのだ。

●いまの広告=(ウェブ+PR)×テレビ

●gooでの検索数を伸ばしてほしいという依頼に対して、「gooで検索してくださーい」という表現での訴求をしていない。それよりも、gooで検索すると楽しめるようなサービスを開発し、そのことが話題になって、多くの人がgooで検索したくなれば、広告課題を解決できるのではないか。そう考えたのである。

●多くのCMは企画の段階で、ユーザーに商品のことを「どう伝えるか」を考える前に、条件反射的に「どう表現するか」を考えてしまっているのではないか。別の言い方をすれば、本来「手段」であるはずのクリエイティブが、「目的」になってしまっているような気がするのである。

●ユーザーの反応に真摯に向き合わないどころか、ユーザーの反応も気にしないクリエイターなんて、そもそも広告クリエイター失格だと思う。これは、時代が変わろうと、人々がどうなろうとも、永遠不変の正論だ。

●モノが売れない時代なんだから、"モノを動かす仕組み(サービス)"そのものを広告的な発想で開発すればいいんじゃない?

●CGMにアプローチする時に一番マズイのは「CGMを使ってやろう」といったエラそうな考え方だ。あくまでも、「CGMの仲間にいれてもらう」という謙虚さが絶対に必要だ。なぜならCGMのユーザーたちは「プロの参入」も「資本の投下」も、基本的には歓迎しないからだ。

●ユーザーに愛される五つの極意
1.つっこまれクリエイティブ
 →ユーザーが"つっこみ"を入れられる余地を残す
2.ルールクリエイティブ
 →「簡単なひとつのルール」によってユーザーの創造力を刺激する
3.コンテンツ消費からコンテクスト消費へ
4.仮説検証から仮説探索へ
 →市場に投げてみて、ユーザーの反応を見ながら正解を探しつづける
5.全員シロートの時代


●スポーツ新聞の一面に記事が載るような広告を考えろ!

●広告制作の五大ハードル「新しいか?」「見たことないか?」「わかるか?」「企業や商品のシズルがあるか?」「荷(商品)が動くか?」

●広告クリエイターは、商品の一ユーザーとしての視点を忘れてはならない・・・「ユーザーを見ろ、クリエイティブを見るな」

●富野監督が、ウェブ界のトップクリエイター中村勇吾さんと対談したとき、中村さんから「ストーリーの機能とは何か?」と訊ねられて、次のように答えていたのが印象的だった。

「あらゆるコミュニティの核には、必ずストーリーがあります。ストーリーの働きとは、人を集めてコミュニティを形成することです。そしてストーリーはすべて、その時代の要請に応えて現われるのです」。

それを聞いて私は思った。「使ってもらえる広告」がユーザーコミュニティで実施されるものだと考えたとき、そこになんらかの形で"ストーリー"を付加することができれば、より多くの人が集まり、その場所に愛着を持ってもらえる。

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Posted by ブクログ 2010年08月16日

広告なんか見てもらえないと言われる昨今、使ってもらえる広告へのシフトをすべきだと述べている。
全体のロジックはわかるのだが、少し近視眼的になっている気がした。
Twitterやら新しいメディアのツールの話があり、今後の広告の方向性を確認するのに適している

以下メモ
Twitter
「グッバイ・プラ...続きを読むイバシー、ハロー・パブリシティ」
今後のコミュニケーションにおいて「すべてのユーザーがネットワークのノード(結節点)となる」

タグ化する個人
(自分ごと参照)

今の広告=(ウェブ+PR) × テレビ
WebコミュニケーションをPRの力でパワーアップさせ(ウェブ+PR)、さらにテレビで話題爆発

めんどくさいのにウェブを使うのに、ウェブの中にまためんどくさいコンテンツがあっては意味がない

広告はその時代にもっとも影響力があるメディアの似姿

モノが売れない時代だから、モノを動かす仕組み、サービスを広告的発想で開発
←うーん

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Posted by ブクログ 2010年05月12日

P115より引用

いまの広告=(ウェブ+PR)×テレビ

誤解していただくと困るのだが、ファイブミニの“体内怪人コミュ”でおこなっていたような施策が、これからの広告のメインストリームになる!と言いたいわけではない。

SNSを舞台にしたキャンペーンでは、個々のユーザーと直接やりとりをすることで、ま...続きを読むさに相手の顔が見えるような濃いコミュニケーションができる。そういうメリットはたしかにあるのだが、手間がかかるわりに成功させるのがきわめて難しく、かつ「広告」と呼ぶにしては、巻きこめる人びとの数が限定されている。

実際、“体内怪人コミュ”と“美人大学コミュ”の参加者は、それぞれ約二千五百人だった当時のmixi公認コミュニティの中では、かなりの大人数だったが、テレビCMが対象とする視聴者が、何百万人あるいは何千万人であることを考えると、数字の上では少ないと言わざるをえない。

お察しのとおり、ウェブキャンペーンというものは、企画が斬新だったり、試みがユニークだったりするため、“ソッチ系”の広告業界スジではよく知られているのだが(ウェブ経由だと情報が伝わるのも早い)、世の中一般にはなかなか広がっていきにくいところがある。“世界を獲った”UNIQLOCKですら、知らない人はまだザラにいる。

ファイブミニのキャンペーンも、とくに一年目に痛感したのは、頑張ったわりに意外と世の中に知られないということだった。どんなに素晴しいウェブサイトをつくろうとも、それが世の中に知られなければ、広告として機能しているとは言いがたい。

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Posted by ブクログ 2010年04月28日

Branded Utility,ひとつの広告(コミュニケーション)のこれからのあり方だと思う。特に、企業からのコミュニケーションがBtoC(コンシューマ=大衆)から、BtoP(Personel=個人)に変容していく際に参考になる。

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Posted by ブクログ 2010年03月20日

mixi年賀状やファイブミニのプロモーションなど事例と共に、須田さん自身の狙いや気持ちが書かれていて、今後自分が企画を考えて行く際に参考になりそうだと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月29日

1.使ってもらえる広告

■学んだこと

▼今の広告の世界
・生活者への向き合い方が不十分なせいで、コミュニケーションが成立しにくくなっているところが少なからずある。

▼広告はまだやれる、しかし変わる
・いわゆるマス広告が、これまで大量生産、大量消費の経済で果たして来た役割を、終えようとしている。...続きを読む

▼ユーザーとの付き合い方
・通常ならば、キャンペーンはこちらの決めた時期に終わるのが当たり前だし、
それで不都合もなければ、何の不評も出ないはずなのだが、
ユーザーとじかに接しながらコミュニケーションを親密に積み重ねていると、そういうわけにもいかなくなる。

▼ユーザーと企業の間に立つということ
メッセージの送り手は、とにかく何をすればユーザーに一番喜んでもらえるのかを、いままで以上に丁寧に考えていく必要がある
⇒いまの時代に求められているのは「プロモーションになりうるサービス開発」であり、「サービスとしての広告」。

▼オバマキャンペーンに最高の賞を捧げることで、カンヌ国際広告祭が世界に向けた発信しようとしたメッセージ

・オバマ候補が大統領になれたのも、「広告コミュニケーションの力」である。

・アメリカ合衆国大統領選挙という、世界最大の宣伝キャンペーンでさえも、
 有効な「媒体」とその「使い方」が、従来から大きく変わった。

▼どう伝えるか、ということ
・素晴らしいCMはごく少数に過ぎない。多くのCMは企画の段階でユーザーに商品のことを「どう伝えるか」を考える前に、
 条件反射的に「どう表現するか」を考えてしまっている。
⇒気付かない間に「手段」であるはずのクリエイティブが、「目的」になってしまっている。

▼いい広告とは
接する人の数にかかわらず、ユーザーが動かない広告は、ダメな広告だある。
・前傾30度
ネットユーザーの姿勢は前傾30度であり、能動的でせっかち。
ちょっとでもつまらない感じるとたちまち離脱してしまう。

▼ウェブがやってしまったこと
「広告宣伝費の半分は無駄である。ただし、どの半分かがわからない」
という揶揄される言葉があるが、その分からなかった半分を分かるようにした。

▼ウェブにおいて求められる価値
・どんなによくできたコンテンツであっても、ウェブの世界では「鑑賞して終わり」じゃ意味が無い。
 何がしかの体験なり、サービスを提供できて、初めて進化を発揮する。それがウェブにおいて求められる価値である。

・ユーザーは電車の乗り換え案内のような面倒なものがあるからこそからウェブを利用する。
 だからこそ、ウェブの中にまた面倒なサイコンテンツがあったら利用しない。

▼使ってもらえるということ
・「使ってもらえる」は、広告にかぎらずデジタル化の進んだ現代社会のさまざまなシーンで「使える」と思う。
 今の時代のコミュニケーション作法を考える上での最重要キーワードである。

▼CGMの仲間に入れてもらう
・CGMにアプローチするときに一番マズイのは「CGMを使ってやろう」といった考え方を持たない。
 あくまでも、「CGMの仲間に入れてもらう」という謙虚さが必要。

▼ユーザーに愛される五つの極意

・つっこまれクリエイティブ

・ルールクリエイティブ

・コンテンツ消費からコンテクスト消費へ

・仮説検証から仮説探索へ

・全員シロートの時代

▼人間が変わらない限り、広告の基本原理は変わらない。
・いくらテクノロジーが進化し、その手法やスタイルが変わろうとも、
 広告に求められる物は、本質の部分では、これまでとまったく変わらない。
 人間の欲しい物全ては、昔から存在しており、メディアだけは確実に進化していく。


▼広告制作の5大ハードル

①新しいか?

②見たこと無いか?

③わかるか?

④企業や商品のシズルがあるか?

⑤荷(商品)が動くか?

▼ユーザーが一番エラい
・広告の場合、そのコミュニケーションが商品の価値をきちんと伝えているか、
 グッとシズるか、そして商品が欲しくなるかどうか、みんなの役に立っているかどうか。そういったことが重要である。

■実践していける事

①広告でなくとも、便利なWEBサービスを利用して、それをどのようにコミュニケーションに落とし込めるか考えてみる。

②自身もCGMをもっと活用してどういったものがインターネットユーザーに受けるのか、考え抜く。

③知恵袋を活用して、仮説検索を行ってみる

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Posted by ブクログ 2018年10月29日

広告からWEBに携わっている人間みんなが漠然と思っていることを、整理して書かれている感じ。
それ以上でもそれ以下でもない。

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Posted by ブクログ 2014年02月09日

使ってもらえる広告とは?

→いまの広告をうまく働かせるためには、ウェブ+PR×テレビ
使ってとらえるために、主体的な参加性が大事
1.つっこまれクリエイティブ
2.ルールクリエイティブ
3.コンテンツ消費からコンテキスト消費
4.仮説検証から仮説探索へ
5.全員シロートの時代

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Posted by ブクログ 2013年08月23日

広告媒体としてのWEBの台頭に対して、
より効果が見込まれるプロモーションの仕方を著者なりの視点で描く。
2009年発刊とWEBをテーマとした書籍としてはやや古い。
しかし、考え方自体は、今も十分に通じる内容。
依頼する側・受ける側・作る側、
いずれにしても、プロモーションに関わる方であれば読んで欲...続きを読むしい1冊。

本書は作る側としての意識改革がメインであるが、
私自身そうであるが、依頼する側の意識改革も必要と感じた。
媒体は変化するのは間違いないが、WEBの重要性は暫く揺るがないであろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月18日

須田さんの講演を拝聴したことがあって、そのおもしろかったこと!
このウェブ時代、情報受信者が情報を能動的に選択するのであれば、広告もただ伝えたいメッセージだけを垂れ流していても意味はない。
ユーザーを巻き込んで話題を呼ぶような、サービスやイベントを呈した広告が効果的になるのではないか。
2009年の...続きを読む本なので、mixiのことを激推ししているのがちょっと笑えたけど、議論の本質は現在でも通用する。

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Posted by ブクログ 2012年05月10日

ミクシイ年賀状を手掛けた須田和博さんの著者。基本的にはよく聞く論。

ただ、オバマキャンペーンがカンヌグランプリを取った背景の考察などは面白い。

「使ってもらえる広告」というフレーズは今の時代にピッタリな印象。

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Posted by ブクログ 2012年01月02日

博報堂のクリエイティブディレクター須田和博氏が書いた「使ってもらえる広告」をかなりの期待感をもって読んだ。



その中で印象に残った言葉が、タイトルの「ユーザーを見ろ、クリエイティブを見るな」。
知らず知らず広告制作が目的となって、本来の課題解決の手段ということを忘れてしまう、クリエイターが陥りが...続きを読むちな考えを戒めるもの。
今に始まったことではなく、昔から何度も聞いてきた広告作りにおける基本中の基本ともいえる言葉だ。

副題「見てもらえない時代」の効くコミュニケーションとあるように、
広告が効かなくなったといわれる現在にあって、はたして効く広告とは?を
須田氏なりに検証し、今後の広告の姿ということでの提言をまとめている。

効かなくなった広告とは、たいていの場合テレビや新聞のマス広告を指すわけであるが、最後まで読んで思うことは、今後効く広告というのは「使ってもらえる広告」で、それは従来のようなテレビCMや新聞広告ではなく、WEBならではの機能性を持たせた広告に見えない、ツールのようなものだというのが須田氏の考え。

つまり、(従来のような)広告なんてもういらない、という声に対しての反論ではなく、残念ながらその通り、という結論なのである。

広告クリエイティブという枠にこだわっているから駄目で、広告という枠を飛び出せば、無限の可能性が広がっているということは間違いないと思う。が、難しいのは、会社の事情でその枠を飛び出せない場合、どのようにしてその枠を飛び出せばよいのか、わかっていてもそのロードマップが描けないことだ。

そういう意味で、自身のmixi年賀状、ユニクロのユニクロックなど、成功事例をベースとした今後の取り組み方の基本はわかるものの、事例が事例だけに、読み終わっていささか消化不良が残った。

読者が、広告の枠の中でもがいている人を対象としているのか、抜け出して新しい世界に行っている人を対象としているのか、その立ち位置の違いで、感想も180度違ってくるのであろうとも推測するが・・・

本書は、電通・佐藤尚之氏の「明日の広告」と同じアスキー新書。
佐藤氏の大ベストセラーを受けてを受けて、博報堂で同じような立場にある須田氏に白羽の矢が立ったと想像するが、内容的にも残念ながら二番煎じという域を脱していない印象。
ただ決定的に違うのは、佐藤氏の明日の広告には、旧来型のアドマンにも温かな視点が向けられていることだ。

そういう意味で、明日の広告での「明日への元気をもらった」という感情とくらべ、あらためて従来の広告の限界(特に中小広告会社における)を知るばかりで、寂しさがつのる複雑な読後感であった。

「ユーザーを見ろ、クリエイティブを見るな」つくづく難しい言葉だと思う。

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Posted by ブクログ 2011年12月08日

トリンプの「おねだり機能」というサービスで、コンバージョン率が80%とという事実に驚き。 
※おねだり機能・・・女性が自分の欲しい下着をオンラインショップで申し込むと、彼氏に「おねだりメール」が送られる。おねだりされた男性は、メールのリンクからそのまま購入画面へと進み、決済する仕組み。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年06月07日

[ 内容 ]
広告がもう「見てもらえない」としたら?
もっと生活の奥深く入りこみ、消費者と「つながる」には?
本書では、サービスとしての広告を開発し、身近なところから実感を持って生活者=ユーザーと「キズナ」をつくり上げる「使ってもらえる広告」を提案する。
人気クリエイティブディレクターによる「広告の...続きを読む最前線」。

[ 目次 ]
はじめに 見てもらえないんなら、使ってもらうしかないじゃん!
第1章 広告なんて、もういらない!?
第2章 コミュニケーションはいま、こんなにデジタル
第3章 いまどきのユーザー(人びと)に接するには?
第4章 「見てもらえる広告」から「使ってもらえる広告」へ
第5章 ユーザーに愛される五つの極意
第6章 未来はルーツの中にある
おわりに やっぱりユーザーが一番エライ!

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2010年05月23日

資料用の1冊。
目新しいことは書いていませんが、今一度ふんどしをしめる意味で。
広告代理店がすべてつぶれ、目に見えないものに価値を見出す時代や国民文化にならないかぎり、企画やアイデアでご飯を食べていくのはかなり厳しいと思ってよいでしょう。

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