あらすじ
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2024年1月より電子取引データの保存が義務化する電子帳簿保存法について、制度の基礎解説から実務にあたっての対応方法、インボイス制度との関連と対応、電子化・ペーパーレス化のポイントまで網羅して解説します。
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Posted by ブクログ
電子帳簿保存法について必要な部分をまとめて解説してくれている。
法人の法務担当者や個人事業主が読んで「どうやってペーパーレスするか」「何を何年残せばよいか」といった具体的な情報を得るというよりも、そういった人たちが電子で帳簿を授受・管理するために必要なシステムを開発する、システム屋さん向けの本に感じた。
法律的に何が規定されているのか、何を押さえないと法に触れるのかという微細なラインを解説しているので、具体的なアクション例の提示・提案に乏しい。
またこれは重要な点だが、この法律は毎年のように少しずつ改定されているという事実。つまりこの「対応マニュアル」自体がすぐに鮮度を失い、参考にならなくなる危険性をはらんでいる。
この1冊に加えて、「無料で使えるタイムスタンプ付与のためのツールは?」や「どうやって時系列で文書を保管するか?」や「どの文書を何年取っておけばよい?」といった具体的なアイデア・情報を探して照合しつつペーパーレス化を進めていくのが良いだろう。
インボイスに関しての解説は簡易的ながら分かりやすかった。