あらすじ
人生は選択の連続。 自立の第一歩は“自分で選ぶこと”だ!
AIに頼らず選択できる子になるための1冊。
本書では、齋藤先生流〈物事を選ぶときのヒント〉を20収録しました。10歳は、自分で物事を選ぶ機会が増えてくる時期。10歳になると自分で判断する力もつくので、選び方のコツをつかむのにちょうどいい年齢です。いつまでも、仲良しの友だちや親が選んだほうを選ぶのではなく、自分で考えて選択し、自分で人生を作っていくことを促します。
●齋藤先生流〈物事を選ぶときのヒント〉を全20収録。今日から実行できる!
●1つのヒントにつき、6ページ完結で読みやすい!
●各項目の最後に、ポイントとなるまとめを掲載
齋藤先生流〈物事を選ぶときのヒント〉
●得意なほうを選ぶべし!
●紙に書いてから選ぶべし!
●自分の体に聞いて選ぶべし!
●“旬”なほうを選ぶべし!
●優先順位を決めて選ぶべし!
●選べないことも大事と思うべし! ほか
【著者:齋藤孝】
東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。 専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。 著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)など多数。
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Posted by ブクログ
人生のバイブルといっていいほどの大切なことが、わかりやすい言葉と例で書かれている。
今年10歳になる我が子に読んでほしいと買ったが、親自身が成長するためにも必要な一冊。
Posted by ブクログ
「なんで勉強するんだろう?」「10歳のミッション」、そして今回「10歳の選択」を読んでみた。
悩み多き年頃になった小5の息子に読んでもらうために買ったが、自分が読んでから子供に勧めたいため一気読みした。
大人でも役に立つことが書かれているし、忘れていたことを思い出せて良いきっかけになった。
子供にも理解しやすい言葉で書いてあるので息子もこの本を読むだけでよく理解できると思う。
「優先順位をつける」話は、私もやってみたい!
一日の過ごし方を例にすると、まず、優先順位を1位〜3位まで紙に書き出す。そして、1位(一番大切なこと)からやる。それが終わったら、2位に取り掛かるのではなく、もう一度1位〜3位を考えて書き出してみる。なぜなら、1位をやる前とやった後とでは状況が変わっていることが多いので、最初に2位だったものが次に1位になるとは限らないから。
他にも、齋藤先生の手帳の付け方を実践してみたい。すごく大事な用は赤、まあまあ大事な用は青、自分が楽しむための用は緑で記入するというもの。これだけなら似たような話を聞いたことがあるが、それだけではないのが齋藤先生のすごいところ!
一週間のスケジュールを書いた時に、この3つの色がバランスよく配置されていることがポイントなのだそう。
要するに、頑張ったあとは気分転換したり、無理しすぎないようにうまくバランスを取るための仕組み、ということだ。
齋藤先生のアドバイスは、それをやることでどういうことが起こる、どういう効果が得られる、と明確に書かれているので挑戦してみたくなる。
息子が読んだらどんな反応をするかな。
楽しみ(^^)
Posted by ブクログ
選ぶことをちゃんとできれば、自分の人生をつくることができる。
選ぶということは、自分が生きている充実感を得るためにとても大切なこと。
いろいろある中からひとつを選ぶとき、得意なほうを選ぶといい。得意なことは、やっていて気分がいい。やっていて気分がいいほう、つかれないほうを選ぼう。
気楽に縁で決めると、一歩先に進める。
自分の体が喜んでいるかどうかで決めよう。
「調べる」「考える」の二つを組み合わせて決めよう。
やれるときに、まずやってみるという選択をすること。後悔しないためには、チャレンジが大事。
若い頃に得た経験値が、何十年経っても残っていることがある。どんなことでも、経験したことと経験していないことにはちがいがある。
選択が間違っているか、正しいかは、実はその後の行動で変わる。今がいいと思えるような行動をしたら、後悔はしない。
自分の選択が正しかったか、正しくなかったかではなく、全部を肯定すること。
だめだとわかったら、修正力を発揮する。いちど決めたら、そのまま一生、つき進まないといけないわけではない。だめだと思ったら、修正しましょう。いちど決めたら、もう変えられないということはない。「軌道修正」という言葉を覚えてください。
選べないときは、「自分にはこれなんだ」と前向きにとらえよう。覚悟を決めると、今できることをするための強い力がわくよ。
何事も勇気が大切で、みなさんにも「自分で選ぶ勇気」を持ってほしいなと思います。よくわからない道を、探りながら歩いていくというのも、勇気がある素敵な生き方。