あらすじ
「観葉植物は数年で枯れる」を覆す!
植物を“よみがえらせる”園芸家として話題の著者が教える
100年生きる観葉植物の育て方
「最近よく葉が落ちるけど何が原因なのか分からない……」
「大きくなってきたけど、植え替えた方がいいのかな?」
「ちゃんと水をあげているのに枯れちゃった……」
部屋で手軽に育てられて、置くだけで癒しの空間になる観葉植物。
でも長く育てるほど、弱ってきたり枯れてきたり、さまざまな疑問や不安にぶつかりますよね。
お気に入りの植物とは、できるだけ長く暮らしたい。
一緒に年を重ねていくための、持続可能な「植物ケア」入門書です。
盆栽はイメージ通り、持ち主よりも長生きして、子や孫に受け継がれることもあります。
実は、室内で生きる観葉植物も、本来の生命力を引き出せば人間よりも長生きする植物です。
そのための正しい「ケア」を、いちから学べるのが本書です。
華道家でもある著者オリジナルの「剪定」秘儀や、「植物は不老不死なのか」をテーマにしたエッセイなど、植物の神秘的な魅力が満載!
すでに育てている人も、これから育ててみたい人にも、新しいトビラが開く一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
植物にまつわる知見はもちろんとして、土壌学、さらにはケアに関連する人文知までもがふんだんに引用される。まちがいなく有益な実用書でありながら、資本主義的な消費にさらされる観葉植物を、本来の自然に寄り添った在り方へと連れ出すための、実践的な思想書ともとれる。今度は植物を枯らさないようにしたい……。
Posted by ブクログ
これは良い本。殺風景な部屋に彩りを、ということで観葉植物を導入したが、どうせやるなら適切にやりたいと思い、この本を手に取りました。「(植物を)ケアすることは、ケアされることである」というような思想的な側面もあり、読み応えがあります。とりあえず霧吹きを買って帰ろう。
Posted by ブクログ
著者は、観葉植物を売るのではなく、観葉植物のケアを本業としている。
植物にとって好ましい光・土・水とはどのようなものかを詳細に解説してくれる。
剪定や植え替えなどにも詳しく、観葉植物を育てている人には参考になるだろう。また、観葉植物にとって微生物や虫は伴走者であり、観葉植物の本当の難しさを感じさせてくれた。
そして、虫を苦手とする私のような初心者には、観葉植物のケアはハードルが高いことを十分理解させてくれた。