【感想・ネタバレ】恐ろしき四月馬鹿のレビュー

あらすじ

四月一日の朝、M中学寄宿舎内で恐ろしい事件が起きた。学生の一人が自室で、何者かに殺されたらしいのだ。現場は惨澹たる有様で、机は覆り、インクが流れ、破壊された石膏細工の破片が部屋一面に飛び散っていた。そして夜具の白いシーツには、ベットリしみついた生生しい血潮が! しかし不思議なことに、肝心の死体が部屋のどこにもなく、また夜中に物音を聞いた学生は一人としていなかった……。処女作「恐ろしき四月馬鹿」を初めとした横溝正史初期短編傑作選(大正編)!

カバーイラスト/杉本一文

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「本陣殺人事件」や「獄門島」で知られる横溝正史の埋もれた初期の作品を集めた単行本を分冊文庫化した前半。
表題作「恐ろしき四月馬鹿」は作者の処女作にして、雑誌「新青年」の懸賞小説で一等当選という、既に大物作家になることがうかがわれる。
犯罪なのか、犯罪にはいたらないささいな事件なのか、様々な趣向をこらした大正期の作品群14篇。

0
2016年09月23日

Posted by ブクログ

十四篇の短編集となっている。
これらの作品群が、後の横溝氏の名作を生む布石になるのかと思いながら読んだ。
一つ一つの作品が光を放ち存在感があるようにも思われる。
初期の作品なのに、趣があるのは考えすぎかもしれないが、しっかりと「落ち」まで書かれた物語に魅了される。

0
2014年11月14日

Posted by ブクログ

今週末はエイプリルフールってことでなんとなく読んでみた。

うーん。。なんだか微妙。。。。
怖いっていうより、ちょっと笑ってしまうような感じ。
読み終わった後、『ちゃんちゃん

0
2018年03月31日

「小説」ランキング