あらすじ
華やかなイルミネーション輝くクリスマス間近のロンドン。恋人にふられ、仕事を降格され、家まで追い出されたイーヴィーは、客室係として働く一流ホテルでスイートルームを整えていた。すると上司が現れ、今夜は空室のその部屋に泊まっていいと言う。渡りに船と喜び、イーヴィーは豪華な調度を汚さぬよう眠りについた。明け方、甘い唇の感触で目が覚めた。なぜ男の人が一緒にいるの!?その直後、カメラのフラッシュが光り、パパラッチが逃げ出した。隣の男性をよく見ると、このホテルのイタリア人オーナー、リオだ。これは罠だ、と憤る彼はイーヴィーの身の上についていくつか尋ね、きっぱり宣言した。「これから君との婚約を発表する。」
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
品行方正を保たなければならないイタリア人オーナー・リオ。陰謀によりふしだらなシーンを写真に撮られた、ヒロイン・イーヴィーとの偽りの婚約をスタートとする物語。色々秘密のあるヒーローだったが、子供の存在を秘密にしてたのを許せるなら、ヒロインが「私に本当の事を話してくれれば…」が無理なのもわかるでしょう?ヒーローの過去にろくでもない女ばっかしと聞いたんだから。
Posted by ブクログ
ハーレクインbotさんがツイートしていたこの作品から引用した台詞に「象女」というフレーズがあって、どんな風にシンデレラになるのかと読んでみた。
ヒロインにはいくつもトラウマになりそうな出来事が降りかかるが彼女はまだ人生を愛していて、楽天的すぎるほど楽天的。(背が高いことはコンプレックスになっているが。)
対するヒーローの方は重すぎるトラウマ持ちで大金持ちの多忙な経営者。個人的な話を他人にするのが嫌いなのでヒロインを何度か突き放すが、いつの間にか惹かれ……というのは予想の展開。ヒロインへの愛情を自覚してからはハーレヒーローらしい素晴らしい行動力を発揮する。
全体的にみるとなかなかいい話なんだけど、再読してみたらヒロインがやや軽薄にみえてしまったのと「汚してはいないわ」という台詞に「おいおい」と突っ込みたくなったので、☆3つくらい。