あらすじ
たった40数秒に秘められた、最高に熱い青春ドラマ! 慢性的な人数不足に悩む離島・大島の渚台高校陸上部に、奇跡的に男子4人のスプリンターが揃った。インターハイ予選を目前に控え、4×100mリレー(四継)に挑むことになるが、メンバーの人間関係はサイアク……。それぞれが悩みを抱えるバラバラのチームで、リレーのバトンは繋がるのか――? 青春小説の旗手がおくる、感動の傑作スポーツ小説!
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Posted by ブクログ
はじめてリレーを題材にした小説を読んだ
章ごとに視点が違っており、それぞれの葛藤や思いが上手に描かれていた
信頼関係を築くことがよい記録につながっていくおもしろさを感じた
「たとえどんな結果であっても、君たちのこの半年間が否定されることにはならない。もうすでに、このリレーを通して、君たちは多くのことを学んだと思います」
顧問の先生も温かく見守っていてよかった
Posted by ブクログ
受川星哉
東京都島嶼部の大島にある渚台高校二年生。400メートルリレーの第一走者。
雨夜莉推
高校二年生。400メートルリレーの第二走者。利島から100メートル走で全中陸上に出場。利島には中学校までしかなく、大島の高校に進学。
脊尾照
高校三年生。陸上の名門の秀川高校から大島の祖父の家に来て渚台高校に転入してきた。400メートルリレーの第三走者。
朝月渡
高校三年生。400メートルリレーの第四走者。
酒井春
高校一年生。同学年の男子の間では某モデルに似てるとかでちょっと有名。100メートルハードルの選手。女子。島では有名な食堂をやっている。
受川空斗
星哉の六歳年上の兄。本州の大学で天文学の勉強をしている。数年前に渚台高校陸上部の黄金時代を築いた一人。
佐藤先生
陸上部の顧問。小枝みたいな脚、冴えない眼鏡とぼろいジャージ。陸上経験者らしく、指導はしっかりしている。部員からはサトセンと呼ばれている。笑わない数学教師。
金守
空哉が現役時代にリレーで一走を走っていた。
緒方友樹
莉雄と同郷の元陸上部。小学二年のとき、利島に転校してきた。
檜山
この春の新入部員。長距離の女子。
新山
この春の新入部員。ひょろっとした感じの走り高跳びの男子。
海野舞
スカウトを受けたわけではなく単純に学力試験で秀川高校に入学し、普通に陸上部に入ってきたコ。
大屋
秀川高校の二年で脊尾と同じクラスになったロング・スプリントの同期。やかましくてお調子者。
翔
渡の弟。