あらすじ
中学受験、高校受験、大学受験、受験をひかえた子どもをもつ親御さんたちの必読書! 子どもの成績の悩みをこの一冊が解決。「はじめから勉強が嫌いな子どもはいない」と、著者のしおり先生は言います。結果の出ないやり方が、勉強嫌いにさせるのです。まずは9つのタイプから子どもの性格を理解しましょう。どんな家庭でも、子どもに合った声かけと環境づくりで、受験勉強を成功へ導くことができます。「効率の良い学習方法」を知るだけで、勉強を楽しいと感じるようになったり、自分から進んで机に向かうようになったり、勉強へ前向きに取り組むようになるのです。本書では、家庭での親子コーチングをとりいれることで、やがて子供が自分をセルフコーチングできるようになると伝えます。そのために大切な3つのスキルと、家庭学習に必要な5つの準備要素を解説しています。子どものタイプに合わせた親子コーチングこそ、受験成功のカギなのです。
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Posted by ブクログ
「よく考えてみると私たちは、学校で細かい勉強のやり方と言うものを一度も教わったことがありません」
丸つけしたら終わり、やりっぱなしのプリント類、たくさん書くことが目的になってる漢字練習に単語練習、計算ドリル。今はパソコン学習=ポチッと押せば正否が分かるから、紙に書いてた頃より、さらに学びは浅く、勉強が単なる「提出物を出す作業」になってる。
うちの子はそれさえできなくて、私はずーっと娘を怒ってばっかり。私が、数をこなす勉強法が合ってて得意だったから、余計になんでこんな簡単なことができないの?って思うし。
そんな私が興味を持ったのは、子供達が自己流で自分に合わない家庭学習をしている現状を「結果の出ないやり方のせいで勉強が嫌いになり、将来の選択肢が狭まり、才能を十分に伸ばせないことは社会にとっても損失」と書いてあった部分。
今勉強することは、将来の選択肢を増やすこと、と、私も思ってたから。
内容は、子供のタイプに合った声かけと勉強方法はこんな感じがおすすめですよ、うまくいけば成績にも繋がりますよ、というもの。良いなと思ったのは、変に子供の可能性を美化したり、子供の学力や生活態度に引け目を感じる親のコンプレックスを刺激するような書き方をしてないところ。
プライドが高く、人の言うことを聞けない「夢見る魔法使い」タイプの私も、割とすんなり内容を受け止められました。
もう子供が手を離れるまでは試行錯誤するしかないし。ちょっと試してみるか!
タイトルは「受験」となっているけど、自分のやりやすい「勉強方法=頑張れる方法」を知るのは子供が大人になっても使うスキルだから、ぜひ伸ばしてあげたいし、子供の性質を知ることは、思春期でモヤモヤしてるお年頃の子供をうまくあしらうのにも役立つんじゃないかな。
Posted by ブクログ
高校生の息子があまり自分の将来に希望を持てていない感じで、さらに自分の可能性も感じていないようだったので、親として何かしてあげることとかかけてあげる言葉がないか、ヒントを探すために読んだ。
分類のしかたが腹落ちしないまま読むのをやめてしまった。要は子どものタイプごとにやる気を出させる方法は色々あります、ということだと思うけれど、将来の自分のなりたい姿をイメージして、その姿になるためには今何をしておくべきか、何に時間を使うべきか、を考えて行動できるように、導いていってあげることが大切だと思う。
大人になってからの仕事だって同じだと思う。私はとにかく親が本人の可能性を信じてあげて、本人もそれに影響されて、初めは勘違いでもなんでもいいから、自分を一番信じてあげられるのは自分なんだ、と思ってもらいたいと考えている。