あらすじ
東北の書店に勤めるもののうまく行かず、書店の仕事を辞めようかと思っていた樋口乙葉は、SNSで知った、東京の郊外にある「夜の図書館」で働くことになる。そこは普通の図書館と異なり、開館時間が夕方7時~12時までで、亡くなった作家の蔵書が集められた、いわば本の博物館のような図書館だった――。 「三千円の使いかた」「ランチ酒」の原田ひ香が描く、本×ご飯×仕事を味わう、心に染みる長編小説。
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Posted by ブクログ
夜寝る前にゆったり読みたい本。
・設定が面白いので、スイスイ読み進められる
・激しい感情も出て来ないし、穏やかにゆっくり読めた
・出てくる料理がおいしそう。作ってみたくなる
・出てくる本も読んでみたい気持ちになる
・さまざまな人たちが集まっている場所で、それぞれの悩みが少しづつ共感できるもので心地よかった
・もう少し各個人の事がわかったら嬉しいなと思った
・お金の出どころが外国の王子っていうオチが整合性は取れるけどもう少しだけ驚くものだったら嬉しいなと思つた
続きがあるなら読みたい!
Posted by ブクログ
第一話を読んでる途中で千尋になってしまった。
「ここで働かせてください!」
本当にあったら、そう思う読書家は結構多いのではないだろうか。
ただ、途中で思った。
私はここに出てきた本を一冊も読んでいない。
子供の頃は家の本棚にあった赤川次郎ばかり読んでいたし
大人になってからは忙しいと言い訳をして
明らかに読書量は減っているし、
話題作やどんでん返しのミステリーなど
読むジャンルも偏っている。
基本的に日本の作家さんのものしか読んでいない。
本を読むのは好きだけど、
そういう人間が趣味だとか、あろうことか読書家だなんて
おこがましいよなと思いながら日々過ごしている。
本にまつわることではないけれど傷ついた経験はそれなりにあるし、
弱みもあるし、こうして感想を書いたりもしているし、
いつかオーナーの目に留まるかもしれない。
SNSを連携させていなかったからまずはそこからかな。
オーナー様、いつでも連絡をお待ちしています。