あらすじ
いまや新規事業にデータ活用は不可欠。
でも、コツを押さえなければカネにはならない!
データで新規事業を立ち上げようと思っても……
●データそのものはカネにならない
●データはすぐ陳腐化して無価値になる
●「便利だけどお金を払うほどではない」と言われてしまう
●すぐ模倣されてしまう
●競合との終わりなき争いから抜けられない
やってみると意外と「クセ」の強いデータビジネス。数々のデータビジネス立ち上げを支援してきた著者陣が、勝率を高める方法を徹底解説。新事業のヒントが満載!
●ビジネスアイデアの価値を検証する2つの観点
●データで解決できる課題は5パターンに限られる
●データビジネスのビジネスモデルに必要な5つのこと
●「スケール化」を実現する2つのアプローチ
●主要9業界の分析とデータビジネスの可能性...and more!
■著者紹介■
EYストラテジー・アンド・コンサルティング
企業の成長のための戦略立案、M&Aトランザクションそしてビジネス変革を推進するコンサルティングサービスから成り立つEYのメンバーファーム。業種別の専門チームが起点となり、ストラテジーからエグゼキューション(M&A)、ストラテジーからトランスフォーメーションをワンストップで支援する。
■目次■
第1部 データをカネに換える”データビジネス”とは何か
第2部 データビジネスの思考法
第3部 ステップ(1)データビジネスのアイデアをつくるための思考法
第4部 ステップ(2)データビジネスを事業化するための思考法
第5部 ステップ(3)事業として儲けを出すための思考法
第6部 データビジネスの実践ケース
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
データビジネスの立ち上げから運営やスケーリングまで体系的にまとめてある
データビジネスに特化した本はなかなかないし、内容も充実していてよかった
データビジネスに手を出すにはかなりのハードルがあり、覚悟が必要ということがよく理解出来た
Posted by ブクログ
データ活用した事業を検討するにあたり参考読書。
メモ
・データビジネスの三段階
既存サービスの新機能、サービス追加
データを用いた他事業者サービスのクロスセル
データを用いた新規事業の展開
・ストック型ビジネスの構造
利用者データを活かしたアップセルやクロスセルがあって初めて期待した収益があがる
これが競合企業へのユーザー離反を防ぎ、コスト低減、利益率上昇につながる
・一段階 新機能サービス追加例
会計ソフトに財務データ活用した経営アドバイス機能追加
EC運用ツールに販売データ活用したレコメンド機能追加
名刺管理ツールに名刺交換データ活用した社内ナレッジ可視化機能追加
・二段階 他事業者サービスのクロスセル例
調達購買システムデータ活用しscmコンサル紹介サービス展開
crmデータ活用し、他社maツールの仕入れ販売を実施
→ニーズ、タイミング、提案内容に資するデータがあるか
・三段階 データを用いた新規事業展開例
個人情報を用いた信用スコアレンディング事業
経費精算データを用いた経理業務BPO事業
→大きな先行投資と不確実性高いリターン
・自社保有データの棚卸し
保有データとそこからのインサイトは何か
一方で事業は展開したいものからの逆算で考えるべき
・データが活かせる主なパターン
情報の非対称性の解消
合理的でない、根拠ない手段により発生する無駄の削減
既存手段よりもデータを活用した手段によるコスパの改善
きめ細やかな個別対応実現による最適化
アクション頻度を高めることによる機会損失削減
・無駄の種類
事前の準備、実施中の無駄な検討、事後の無駄在庫
・コスパ改善は同じパフォーマンスでのコスト削減、コストは同じでパフォーマンスを上げる方向も
・データビジネスのビジネスモデルパターン
マッチング型 ksf 需給の両面プール数
販促広告型 ksf 販促出面の量
BPO型 ksf 業務量
サービサー型 ksf 顧客数
・異業種参入ハードル低下の背景
テクノロジの民主化
市場取引コストの低下