あらすじ
相続の際にいちばん問題となるのが不動産の存在だ。不動産があると、財産評価が難しかったり、遺産分割でもめたりするからだ。親兄弟が骨肉の争いを繰り広げるのも不動産が原因であることが多い。逆にいえば、不動産の知識に詳しければ、もめる要因をうまく解決し、しっかり節税できるのだ。そこで本書は、不動産の種類によって生じる相続の問題点を明らかにしつつ、「配偶者の特例」「小規模宅地の特例」「広大地評価の適用」「土地評価の減額法」「鑑定評価の適用」「共有相続のメリット」など、知らないと損をする節税テクニックを具体的事例をもとに紹介。実際、これらのテクニックを駆使して、億単位の節税に成功した人がたくさんいるというから驚きだ。では、誰に相談すれば、税金を払いすぎずにすむのか。貴重な財産を未来に残せるのか。それは「不動産に強い」税理士や専門家を選ぶに限る! いざというときのための相続ガイドブック。
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Posted by ブクログ
土地の相続税評価額は税理士によって大きく変わってくるというのは相続の世界では常識になっています。
この本では不動産の評価、分割方法、対策方法の違いによって相続税は大きく変わってくるということを事例で紹介しています。
たとえば広大地の評価、利用区分の考え方、分割の仕方…
著者は相続コーディネーターとして多くの本を出版している曽根恵子さん、そしてOAG税理士法人。
それぞれ相続の分野では豊富な実績を誇っています。
この本は、相続に悩む資産家の方だけでなく、相続に不慣れな税理士やFPの方も実務の着眼点を学ぶことができると思います。
お勧めの1冊といえそうです。