あらすじ
本質は古びない! 「満足は衰退の第一歩」「『他人をも利すること』を考えよ」――。企業500社を興した実業家・渋沢栄一。ドラッカーも影響された「日本資本主義の父」が残した黄金の知恵を、5代目子孫がいま鮮やかに蘇らせる。
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Posted by ブクログ
自己啓発系とか、経営者が書いた本の中には、同意できない部分も多々ありますが、渋沢栄一の本には共感する部分しきり。渋沢栄一は明治時代に社会的起業とか、企業の社会的責任の価値について自覚していました。
<以下印象的な箇所>
〇物事を悲観的に見る人は、他人に残酷になれる人。楽観的な人は、他人の立場に立つ余裕がある。
〇真似をする時は形でなく、心を真似よう。
〇楽しいと思えれば、困難があっても喜んでその事に当たれる。
〇ある事をよいと思える心があれば、必ずその仕事をやり遂げることができる。
〇ただ悪いことをしないだけでは、世の中に対して、何もしたことにはならない。
〇どんな人間にも、道を行う力がある。
〇夢も悲観したりすねたりしてばかりいれば、しぼむ。
〇満足すると衰退する。
〇自分の能力以上を望むと失敗する。
〇市場競争にはモラルが必要。競争すること自体は必要、競うから励みが生じる。
〇個人を利すると同時に国家や社会を利するビジネスを。
〇できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、私達の義務だ。
〇経済に国境は無い。自分の知恵と努力によって、前進する主義を持とう。
〇正しい方法で得た富でないならば、そんなものはいらない。正しい方法で得た富なら、持っていて恥じる必要はない。