【感想・ネタバレ】戦時婦人雑誌の広告メディア論のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

戦前に100万部以上の発行部数を誇った「主婦之友」は、戦時下で商品と読者をどう結び付けたのか。プロパガンダ・広報・広告が交錯するなかで、「信頼」を基盤にして女性たちのネットワークを築き上げようとした戦時婦人雑誌の新たな一面を照らし出す。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

 婦人雑誌の特徴、婦人雑誌の中でも『主婦之友』の目指したものや石川武美の信念、他誌との共通点・違い、広告との相関関係、化粧品広告の変化、戦前・戦時下・戦後の誌面・広告の移り変わりについて、非常に分かりやすくまとめられていた。
 単なるプロパガンダ誌になった訳ではなく、廃刊を防ぐために「国防」を身に纏ったものの、中身は徹底して「読者視点でのお役立ち情報」であることの二面性、広告のビジュアルや文言にみる戦時局との折り合いが、個人的には興味深かった。

0
2025年01月10日

「学術・語学」ランキング