あらすじ
『シャンパンは唯一美しく酔える。ポンパドゥール侯爵夫人の言葉だっただろうか? あの女の名言はたいていクソよ』二丁目を飲み歩いていた渡辺和也は酔っ払った挙句、トラックに轢かれ命を散らした……はずだったが、目が覚めると美しき公爵令嬢に転生していた! 名前はマリー・エリザベート・ローズ・アントワネット……って、長いわ! しかも役割は悪役令嬢ですって? 冗談じゃないわよ! そんなことより美の追求、ゴリマッチョな恋人作りでしょ! 緩すぎる世界にツッコミを入れつつ知識チートで無双するエリザベートは何故だかイケメン(ただし細マッチョ)にモテまくり――オネエ様の二度目の人生は超痛快! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもしろかった。
タイトルでまず笑ったのと悪役令嬢=オネエが今までありそうでなかったので買ってみたが正解でした。
よくあるなろう系小説をおちょくったような内容で、そこも新鮮だった。
でも笑えるだけじゃない、少しホロリとするとこもありおすすめ
Posted by ブクログ
作者の方がヨーロッパ史や文化に造詣が深いようで、ヒロインの元オネエ様が分かりやすく解説しながら物語を進めてくれるので浅薄な私でも楽しく読むことができました。
転生前がオネエ様ということもあってか恋愛色は少なめですが、笑えるシーンがたくさんあって良かったです。
楽しいんだが、
もう一声、何かが欲しい…
元オネエで、マッチョ好き。故にキラキライケメンに興味無し、と。
…濃いですなぁ…(^_^;)
めちゃくちゃ笑えたけど
取り敢えず異世界転生しました、どんな世界だかわかりません、割とご都合主義なところがあります、という世界観。
なぜか500円玉が通じるし、メッキもあるっぽい。
ツッコミどころは満載だけど、主人公が面白楽しく生きているのがいいかなって思います。
あとはゴリマッチョが見つかるといいね。
Posted by ブクログ
このオネエ、最強か。
転生先の世界観のガバ設定にツッコミ入れつつ、化粧品にファッション、料理に医療にまで改革を行うという。
恐らく乙女ゲームか何かの世界に転生したと思われるが、悪役令嬢であろう役割も攻略対象であろう男性キャラもスルーして好き勝手しているのに、世界がどんどんよりよくなっていくという。
「であろう」となるのは、この世界が結局何の世界なのか、正解が明確にならないので。
そりゃオネエは乙女ゲーム知らないだろうから、攻略知識が役立つ展開が全くないから問題ないのだが。
全て持ち前の知識と求心力で乗り切っていく。
だから、このオネエ、最強か。
そんな彼女だから、並み居る男性キャラから思いを寄せられようと、完全にお子様扱いで華麗にスルー。
特に婚約者の王太子と、チャラさで武装していた彼の扱いが哀れだった。
彼女の好みはゴリマッチョだからね、乙女ゲームなどに出てくる線の細いキャラは最初から対象外というね。
仕方ないね。
様々な改革を成功させておきながら、結局ゴリマッチョには出会えない彼女。
しかも、そんな彼女にも「愛」については分からないという弱点もあったのには驚いた。
最終的には、その「愛」も理解できるようになったというし、いよいよ死角なしか。
理想のゴリマッチョに出会えたら、向かうところ敵なしだろうな。
出会えるのを祈っておりますぞ。