【感想・ネタバレ】高橋幸宏、音楽家の肖像のレビュー

あらすじ

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2023年1⽉に逝去した、⾼橋幸宏⽒の偉業を後世に伝えるための書。
音楽制作の月刊誌『サウンド&レコーディング・マガジン』に掲載された幸宏氏の記事の数々をはじめ、
新規コンテンツとして、音楽テクニカルライター・布施雄一郎氏の筆による「高橋幸宏ヒストリー」、
4枚のアルバムを選出し制作に携わった方に語っていただく「名盤制作エピソード」、
往年の貴重な写真を掲載する「フォト・アルバム」などを収録する。


【CONTENTS】
<新規>
・タイムラインで辿る、高橋幸宏の「軌跡」と「軌跡」 by 布施雄一郎
・名盤制作エピソード
高橋幸宏『WILD&MOODY』(1984年)
高橋幸宏『Fate Of Gold』(1995年)
高橋幸宏『Page By Page』(2006年)
サディスティック・ミカ・バンド『黒船』(1974年)
・フォト・アルバム
・ディスコグラフィ

<再掲>
1982~2016年の『サウンド&レコーディング・マガジン』に掲載された
計100ページに迫る本人インタビュー/ライブ・レポート

Solo Works
1983年3月号 ソロ活動について
1986年9月号 『ONLY WHEN I LAUGH』
1990年5月号 『BROADCAST FROM HEAVEN』
1992年4月号 『LIFE TIME, HAPPY TIME』
1995年1月号 コンシピオ・スタジオ
1997年11月号 『A Sign Of Ghost』
2001年8月号 『A Dog Smiled』
2006年5月号 『BLUE MOON BLUE』
2006年7月号 Apple Store, Ginza + Sound & Recording Magazine workshop
2013年8月号 『LIFE ANEW』
2014年9月号 『TECHNO RECITAL』『PHASE』

THE BEATNIKS
1982年2月号 『EXITENTIALISM/出口主義』
2011年11月号 『LAST TRAIN TO EXITOWN』
2018年7月号 『EXITENTIALIST A XIE XIE』

SKETCH SHOW
2002年10月号 『AUDIO SPONGE』
2003年4月号 『トロニカ』
2004年1月号 『ループホール』

METAFIVE
2016年12月号 『METAHALF』

Live Reports
1989年8月号 サディスティック・ミカ・バンド
2003年2月号 SKETCH SHOW
2009年2月号 pupa

Tribute
2023年4月号 高橋幸宏、音楽家の肖像

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Posted by ブクログ

ユキヒロがいなくなって、とても悲しい。

べつに、ファンでもないし
オレには音楽のことなんてナニも分からないんだけど
でも、オレにとってユキヒロは、過去の人、ではなかった。
metafiveとかフツーに聞いてたし。
病気で手術したのは知ってたけど
今ここでやってる現役バリバリのミュージシャンというイメージだった。

彼の最後のツイート

「みんな、本当にありがとう。
from ユキヒロ」

って書かれていて
泣けた。

ハッシュタグで
「allyouneedislove」
「愛こそすべて」
「ありがとう」

って。
多くの人に愛された人で、最後まで、多くの人に愛されながら、旅立って行ったんだろうな、って想像した。
加藤和彦の最後とは、とても対照的な気がする。

とっても痛かったし、辛かっただろうけど・・・
でもこれは、ハッピーエンドだったんじゃないだろうか?

軽井沢のおうちで、やさしい奥さんがいてくれて、可愛いワンちゃんもそばにいて、愛する仲間がイッパイいてくれて
本当に「愛こそすべて」だったんじゃない?
事実は、本人にしか分からないけど。

本を、パラパラめくってみて、最初に気になったのは、スティーヴ・ジャンセンのコメントだった。
彼はSMBのロンドン公演の頃から、ユキヒロのドラミングが好きだったとか。

あとは、テイ・トウワのコメント。
砂原良徳も。

それから、石野卓球。
「コネクション」を聞いて震えた、今も震えてる
って。
どんな曲だろう?って思ってyoutubeで聞いてみたら、知ってる曲だった。
neuromantic の中の曲だよ

あのアルバムの中では、オレは
Glassが一番好き!
Grand Espoirも
Drip Dry Eyesも、これは歌詞もステキ

Glassを初めて聞いたときは、ガチで震えた。
たしかに、今でも、震えてる・・・・・・。
アレはマジでカッコ良かった。
今でも、フツーに聞いてる。

オレの中では、ユキヒロの最高傑作だ。
neuromantic って、言葉もスゴイ。
とてつもなくセンスが良い。オシャレな人だったなあ。

当時、ロンドンでは、ニューロマンティックのバンドがいっぱいあって、どれも、少女漫画みたいな、化粧した男の人が歌ってる、オモチャみたいな音楽ばかりだったけど
ユキヒロのコレは、そーゆーのとは次元が違う、大人のロマンティックだった。

彼は、ほんとうに神経質な都会人で、精神薬をイッパイ飲んでたらしい。
まず、眠れないとか、そーゆー深刻な問題が、あったんだと思う。
飛行機の中で服用すると、ハイになりすぎて、うるさくなるので、細野さんが、離れた席に移動する、って、言ってた。
精神薬以外でも、胃腸の薬とか、とにかく、薬をイッパイ服用してたみたい。
神経質すぎて、胃腸が弱かったんじゃないかなあ・・・・・・。

薬をイッパイ飲む人は、早く死ぬ。

アメリカ人なんて、医療費が高すぎて、医療保険も完備されてないから、安易に薬に頼りすぎてて、その副作用で、たくさん死んでる。

ユキヒロは、お酒も、たくさん飲んでたのかな?
何歳までだろ?タバコはよく吸ってたはず。

それでも、70歳まで生きれたのは、むしろ、長生きだったのかもしれない。

プリンスなんて57歳だもん。
合成オピオイドの摂取しすぎ。
典型的なアメリカ人の死に方じゃない?
たしか、エホバの証人の信者になって
激しいダンスで、股関節が悪くて、ホントは手術すべきなのに、輸血が禁止されてるから?できなくて
オピオイドで、激痛を緩和するしか、なかったのかな?
矢野アッコちゃんも、坂本美雨も、エホバの証人じゃない?
よく知らないけど。

あああー
キヨシローも亡くなったし
大瀧詠一も
鮎川誠も
デヴィッド・ボウイも
サカモトも、亡くなってしまった。

細野さんが今日も元気で長生きしてくれていることだけが、残された希望だよね。
彼だけが生き残ったというのは、なんだか、妙に納得する。
初めて見た時から、おジイさんだった気がする。
微笑ましい。

あ、そうだ、細野さんって、若い頃は、いろんなドラッグやって、バッド・トリップして、死にそうになったりしたんだけど、その後は、多分、ドラッグを断ったんじゃないかなー。
彼は、お酒が飲めないから、体を悪くしないし。
細野さんって、健康なんじゃない?
長生きしてほしい。

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2023年07月23日

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