あらすじ
高2の瀬山慶は、涙失病――一定量の涙を流すと死に至る病を患っていた。発症した幼少期から親に泣くのを禁じられていたが、小学生のとき母が亡くなり、堪えきれずに涙を流し、生死の境を彷徨った。以来、極力感情を動かさないように生き、気づけばあらゆることに無感動な人間になっていた。青春真っ盛りの友人たちの中で感じる孤独。いつしか自分も泣いてみたいと渇望するようになる。そんな折、図書館で号泣していた同じクラスの星野涼菜から、泣けるという本を借りるが、その縁で映画研究部――旧“感涙”部へ入部することに。やがて、瀬山は彼女のある秘密を知ることになって……? 累計30万部の大ヒット「よめぼく」シリーズの著者が贈る、涙なしでは驚きの結末を見届けられない衝撃作、第4弾!
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Posted by ブクログ
最後に自殺ではないと分かったときとても感動しました。確かに主人公は涼菜の気持ちを変えることができたと思います。ハッピーエンドになってほしかった。
Posted by ブクログ
シリーズ、全て読ませていただきました。
全ていいお話です。
個人的には、「余命一年と・・・」が、一番好きです。
失礼な言い方ですが、「ゼンゼンマン」をださなくても、本当に良い話だと思います。
Posted by ブクログ
まさかの展開でした。
よめぼくシリーズを読んだのは初めてですが、感動しました。
自殺ではなく、事故だったことがわかったとき、瀬山くんが星野さんの暗い気持ちを前向きな気持ちに変えられていたことに安心したけど、それと同時に、瀬山くんや桃香先輩の気持ちを考えたら、泣いてしまいます。