【感想・ネタバレ】確率論のレビュー

あらすじ

※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

現代の数理現象解析に欠くことのできない確率論の基礎を数学の立場から解説した入門書。初学者向けに、導入では「測度論」の知識を仮定せずに解説し、ひと通りの知識を得た読者のために、第8章で「測度論」を用いて一般的定義をまとめてある。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ファイナンスのための確率I
P(ω),w∉Ωの概念は他の確率論の教科書にない親切な導入である。これがないと可算無限個のωへの確率空間導入がなぜ難しいのかさっぱりわからなくなる。

 また、一度一般化ではなくベルヌーイ分布からの拡張としての2項分布、そして中心極限定理へと発展させる説明は冗長できではあるが数学科以外の初学者にとってはありがたい。こういった実例や発展を飛ばしてしまうと「なぜこの定理が欲しかったのか」がわからずに定理間のつながりや当てはめるための条件を丸暗記する必要がでてきてしまう。

0
2021年07月04日

「学術・語学」ランキング