【感想・ネタバレ】魔界京都放浪記のレビュー

あらすじ

平安時代の公卿で歌人の小野篁は、六道珍皇寺と薬師寺の井戸を通じて現世と冥府を自由に往来していた――。そんな伝説を調べに京都へと向かった雑誌編集者が、井戸に入ったまま忽然と姿を消した! 事件を追う十津川警部は、幾多の戦火を経て古都が培ってきた不可思議な秘密を知るのだが……。京都人の本質、そして日本への原爆投下の真相に迫る長編ミステリー!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本は広島と長崎に2回原爆を投下された唯一の被曝国である。尤も、元々原爆は京都に落とされるはずだった。その理由は京都は魔界であるからだという。 十津川警部は京都・長崎・広島の代表者と討論することになり、京都と原爆について原爆について真相に迫る。殺人事件の捜査ではなく、原爆といった歴史の真相に迫るという西村先生にとって少し珍しい作品。 この討論の主なテーマは「あの世に行き来することができるか?」というもの。その答えは最終章になってわかる。原爆が落とされた直後の凄惨さ、それは地獄だった。この世とは思えない…。

0
2025年03月24日

「小説」ランキング