あらすじ
「別に…」「わからない」「先生、決めて」「お母さんがこう言ったから…」…自分のことを言語化できない、決められない子が増えています。「察してほしい…」その気持ちの裏にある、親が気づかない、大人が見落としがちな、子どもの心の深層とは? 教育困難校での経験と、NLP、脳科学理論から生み出された独自のメソッドで多くのケースを解決してきた元保健室の先生が、子どものために今、親が、大人ができることとについて書き下ろした、渾身の一冊。
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Posted by ブクログ
養護教諭を目指すわたしと
高校生小学生を育てるわたしと
どちらにも参考になる本でした。
いまどんなに大変な状況にあっても
どんな感情にとらわれていても
この子は自分でそれを乗り越える力のある存在
この気持ちを大切に
子どもたちと関わること。
子どもから出てくる答えを
純粋に楽しむこと。
子育ては おもしろい。
Posted by ブクログ
子どもに限らず、家族に限らず、どんな相手に対しても、その人がどのような思いを持っているのか、話し出すまでゆっくり待てるようにしたいと思っている。
でも、子どもが小さい時は、「この子を"ちゃんと"育てないと!」って必死だった。
結局、世間から認められる自分でありたかっただけなんだな、と今となってはわかるんだけど、当時はピリピリしてた。
この本の考え方や玩具(すごろくやふくわらい)を使用して、子どもの気持ちを引き出して、よいコミュニケーションを取れていたらなぁ…と思わずにいられない。
Posted by ブクログ
長らく養護教諭のあと、脳科学を取り入れた教育事業に転身。保健室コーチングで活躍している著者です。
決めるハードルを低くする、自分の考えを表現する、感情を視覚化する。実際の子供たちの関わりを脳科学的な視点から、考えさせる、主体性を持たせるにはどうしたら良いのか。本音が言えない子供の背景には、決められない、他人軸の大人がいる。
日々の暮らしに小さな「決める」習慣を持って不確実な未来を受け入れる、そんなアドバイスを伝えています。
子育てだけでなく全ての人に役立ちます。
Posted by ブクログ
2024.12.19
今回もとても為になった。
・自分がどうしたいのかもわからない、本音がわからないという子が多い。
原因は、成長していく中で「思考する」「チャレンジする」「自分で決める」という体験が極端に少ないから。本年を言っても大人に否定された経験が、本音を言うことの恐怖に繋がってしまう。
・「決める力」が育つことで、同時に思考力、判断力、責任感、チャレンジ力もつく。
・1対1で話すよりも、間に共有物を挟むことでコミュニケーションがスムーズになる。