【感想・ネタバレ】クロエマ(1)のレビュー

あの大ヒットマンガ『逃げるは恥だが役に立つ』の著者である海野つなみ先生の最新作です。
家と職を失い、路頭に迷っていた江間 宵(エマ ショウ)。だが縁あって、豪邸に住む謎の美女である黒江神名(クロエ カナ)と同居することに。
そして、趣味で占いをしていたクロエは、エマの助言もあって占いの店を始めるのだった。

この作品は、占いを受けに来た客の物語が描かれ、そしてその占いをきっかけに、彼らの本心が徐々に明かされていく物語です。
海野つなみ先生の作品は、人間の本音の部分が物語に沿って描かれています。
普段私たちが見て見ぬふりをしているようなことにまで、核心を突くセリフでドキッとさせる。そんな魅力があります。
そして、本作のテーマは「占い」です。
占いは他人に自分の人生を占ってもらうもの。私はそんなイメージを持っていたのですが、この作品を読んでガラッとイメージが変わりました。
占いとは、自分の今の状況を知って、自分が自分の人生と向き合うものだと。
『クロエマ』は、占いに来るキャラクターを通して、自分の気づかなかった目線をそっと見せてくれます。
フィクションを楽しみたいけど、リアルさも欲しい!という方にはとっておきの作品です。

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