【感想・ネタバレ】生成AI 社会を激変させるAIの創造力のレビュー

あらすじ

今話題の「ChatGPT」や「Stable Diffusion」などの「生成AI」がもたらすビジネスチャンスをつかめ。
生成AIとは、「コンテンツやモノについてデータから学習し、それを使用して創造的かつ現実的な、まったく新しいアウトプットを生み出す機械学習手法」であり、新しいものを「創造する」という意味において、従来のAI(Discriminative AI:認識系AI/識別系AI)とは区別されます。
本書では、第一線のソフトウェアの具体例の紹介などを通じて、これらのデジタルの画像(イラストや写真加工、写真生成)、動画、音楽・音声、文章を生成するAIが生み出すチャンスとともに、問題点とその解決の流れについて解説します。

※カバー画像が異なる場合があります。

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Posted by ブクログ

生成AI
社会を激変させるAIの創造力
著:白辺 陽

わかりやすかったです

生成AIとは、コンテンツを生成するから、生成AI
生成AIは、猫の皮をかぶった虎、生成AIのせいで、多くの業界が大きく変化している

■生成AIとは

生成AIが生成するのは5つのコンテンツ それぞれにツールがある
 ①文章
 ②画像
 ③動画
 ④3Dモデル=CGなど
 ⑤音楽

AIの歴史は、3段階
 ①1次ブーム 1960-1970 推論と探索 ⇒でも立ち消え
 ②2次ブーム 1980-1990 エキスパートシステム、第5世代 ⇒でも立ち消え
 ③3次ブーム 2000-現在 機械学習+深層学習 文字認識、画像認識、音声認識

文書生成AI OpenAI ChatGPT なにができる
 ①文章生成
 ②要約の作成
 ③プログラムもかける

画像生成AI
 Stable Diffusion 入力するテキストを呪文という

動画生成Ai
Make-A-Video
Imagen Video
Gen-1

3D model自動生成AI
 DreamFusion
Magic3D
Control Net

音楽生成AI
 CREEVO
SOUNDRAW
singSong

■生成AIをブラウザに組み込む
 Microsoft Edge + GPT4 = Bing AI Chat
 Google LaMDA + Bard

生成AIをMS Office に組み込んで利便性向上

■生成AIのリスク
 ・著作権侵害
 ・創作的寄与 生成AIをつかっても、工夫がなければコピーと見なされる
 ・フェイクニュース
 ・学生は、GPTを使って論文を書いても学位と見なされない

■人とAIとの役割分担
 ・前工程 どのような絵を書くか ⇒人間
 ・中心工程 絵をかく(AI得意、←どう書かせるは人間)
 ・後工程 書きたかった絵になっているかのチェック ⇒人間

当然、これからの仕事のやり方がかわっていく

目次
はじめに
Chapter 1 生成AIの萌芽
 AIの発展の歴史
 文書だけではない生成AI

Chapter 2 次々に登場する実用的なサービス
 生成AIを自社サービスに組み込む大手企業たち
 応用の可能性はアイデア次第
 文書生成以外の活用例
  
Chapter 3 生成AIがはらむ問題
 AIの生成物の著作権は誰にあるのか?
 揺らぐ情報の信頼性

Chapter 4 無限の可能性を予測する
 変化は日常にも訪れる
 業種によってはより大きな変化の波

Chapter 5 生成AIがもたらす未来
 未来の我々の生活はどうなるのか
 
おわりに

ISBN:9784815621216
出版社:SBクリエイティブ
判型:4-6
ページ数:312ページ
定価:1700円(本体)
2023年06月08日初版第1刷発行
2023年08月07日初版第3刷発行

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2024年09月09日

Posted by ブクログ

面白かった。
現在は
ここと比較してさらにたくさんのAIサービスが生まれてきていているので、たった1.5年でこんなにも社会が変化していくことに驚いてる。

これからは、さらに便利な世の中になっているだろうが、この本でも述べられている著作権の問題やわれわれ人間の教育や人としての活動、あり方について議論が行われる時代になってくるだろう。

あと、自分で考え、自分で判断し、自分で作る能力は本当にこれからの時代に大切だと感じた。

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2025年01月28日

Posted by ブクログ

どんな生成AIがあるか知るにはちょうどいい本だった。

AI drivenは、在り方に寄与する部分が多かったが、こちらの本は、実際の種類や活用方法が多く載っているHOWTO本に近いものを感じた。

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2024年12月26日

Posted by ブクログ

文章生成、画像生成、動画生成、3Dモデル生成などの具体的サービスを紹介する前半パートと、生成AIの課題(著作権の扱い、犯罪利用、フェイク)やクリエイターの仕事への影響を説明する後半パートに分かれている。
具体的なアプリケーションが図付きで紹介されているのがありがたい。ちょっといじってみるとかできそう

■文章生成
note AI、Bing AI、Sendsteps、Copilot、SCISPACE

■画像生成
StableDiffusion、Midjourney

■動画生成
Make-A-Video(メタ社)
Gen-1(runway research社)
synthesia(プレゼン動画を作る)

■Googleサービス
SingSong、ImagenVideo、Bard

■マネタイズの事例
プリセールス、特定プロフェショナル支援、調査分析、カスタマーサポート

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2024年12月22日

Posted by ブクログ

購入して一年間読もうとは思いつつ、結果的に放置していた本を手に取りました。
内容的には、特に新鮮な内容はありませんでしたが、生成AIがもたらす、仕事の変化に関する著者の意見に、かなり共感できました。お客様への提案の良い題材になりそうです。

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2024年08月31日

Posted by ブクログ

AI を利用するためのガイドブック
現在 使える AI はたくさん 存在する
文章作成 描画 動画 音楽  無料で使えるものも 登録が必要で有料なものもある
AI 発達の歴史も紹介している
今後は AI の活用事例が増えてくるだろう
AI を使った著作権の問題は 作品の類似性の 問題だ
学術論文では 引用か 生成か
上手な利用法 生成の より良い使い方方法方向性を示している

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

【感想】
近い将来、ほとんどの業務がAIの活用を前提にしたものに変わると思った。ビジネスの現場ではAIを活用することが当たり前となり、個人の生産性があがることで、これまでより付加価値の高いタスクを求められるといった漠然とした不安感が芽生えた。

【オフィスワークの変化(予想)】
 AIが日常のタスクを教えてくれる、仕事の指示を出すのもAI、個人の健康管理をしてくれたりと、ほとんどのワークでAIが活用される世の中になるのは近い。
どういうタスクが人に残っていくのだろうか、、嫌でも考えさせられる内容だった。10年後には、用途別のAIを組み合わせて活用するディレクターのような種類の仕事が増えているのではないだろうか。一方で目的が明確な個々のタスクはAIがしてくれるので、単純ワーカーの大多数は不要になるだろうとも思った。
 オフィスワーカーで生き残るのは、AIのディレクター、AIを監督する高度専門家、ブルーワーカー(現場作業者)となるのではないか。
 また、企業のような大人数の集団でないと出来なかったことが、AIが登場することで少人数でも出来るようになることは間違いなく、色々なチャンスが生まれるだろう。
 今後のキャリアはこれまでの延長線上では考えず、柔軟にしたたかに生きていこうと思った。

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生成aiについて学ぶべく読書。
非常にわかりやすく事例が解説されている良著
かなり細かめに記述されている部分もあり、とても、参考になる一冊

メモ
・第一次AI 推論と探索、ルールベース コンピュータ能力の不足
 第二次AI エキスパートシステム 膨大なデータベース 事前準備が膨大
 第三次AI 機械学習、ディープラーニング 認識・生成が可能に

・GPT generative pretrained transformer
・著作物性の判断は創作的寄与の有無
 創作過程において、具体的な結果物を得るための創作的寄与と認めるに足る行為を行ったか否か
・著作権侵害の判断は依拠性と類似性。オリジナルの作品を参考にしたかどうか。似ているものかどうか。
・フェイクニュース
・デジタルアートで公募1位も画像生成AI作品
・利用者は検索エンジンでなく生成AIをつかうように
 検索エンジン利用が減るので、検索広告の重要性低下
 生成AIは中立的立場の専門サイトを重視するので、専門サイトで自社商品紹介されることがポイントに
 広告したい企業は専門家向けの本質的な情報発信に力を入れるべき
・パーソナライゼーション対象の拡大
・作り上げること、判断することの重要性が高まっている

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2023年11月25日

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生成AIの基本的な現今情報が得られる。
生成AIの種類、その基本的な内容など
生成AIの人々に与える影響や使い方のヒントなども
入門者を対象とした基本が網羅された内容。

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2023年10月02日

Posted by ブクログ

生成AI 社会を激変させるAIの創造力
とっつきやすい読み物系の本でした

数式とか中身の話みたいな難しいお話は出てこないので初心者でも安心して読めます

前半はここ最近生まれた数々の生成AIサービスを紹介。主に画像、文章、音楽、動画生成を取り上げてます。

筆者も言ってますが、この分野に関しては本当に百聞は一見にしかず、
紹介されているものを実際に調べて触ってみながら読むのが良いと思いました。

後半は生成AIの抱える問題や、これからの社会や教育、仕事の在り方について言及。

パーソナライズされたAIは、是非とも生きてるうちに体験したいサービスだなぁと。

いろんな業務が楽になると信じられ普及したパソコン、インターネット。
皮肉にも人間をさらに多忙にしたという歴史からの、突如として現れたスーパーヒーローのような生成AIがついに仕事を、社会をより良くしてくれれば…

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2023年08月21日

Posted by ブクログ

ChatGPT のイメージが強くて「Q&A」って感触だったのですが、本質は一段上の「生成する」ということだと改めて気づいた一冊です。

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2023年08月02日

Posted by ブクログ

AIに精通した著者が成長著しい生成AIについて可能性や今後の付き合い方について著者が書いた一冊。

ChatGPTを代表とする生成AIについて文章だけでなく画像や音楽なども制作することができることを本書で知ることができました。
現在まで続く第3次のAIブームの中でOpen AIが開発したChatGPTが質問に答えるという今までのAIでは実現できなかった技術を実現したことによって画像や音楽といった分野にまで派生し、一眼では見分けのつかないクオリティのものを開発するまでに至ったことを実用できるサービスとともに紹介されていました。
しかし、プレゼン資料やアニメ制作なども使えることもあって著作権の問題や悪意のある口コミやフェイクニュークなど信ぴょう性の問われる情報が氾濫することなどの問題があることも学ぶことができました。
広告やクリエイターを中心に今までの仕事のやり方が大きく変わる可能性を秘めていることも強く感じました。

本書を読んで生成AIは仕事についても大きく変わる可能性を秘めている一方で付き合い方についても考える必要のあるものだと感じました。
善か悪か左右するのも結局は人によって変わるものだと感じたので間違った使い方にならないように今後の発展に注視していくとともにその恩恵を最大に受けていきたいと感じた一冊でした。

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2024年05月27日

Posted by ブクログ

AIについて知識を得たかったため購入。
今後さらに発展し、これからさらに複雑かつ深くなっていく分野だろうからやむを得ないとは思うが、本書の内容は今発表されている各AIの紹介本。
ただ、出てきては使う、を繰り返されたようで、相当数の解説は収録されており、日々新しいものが発表されている中でこれだけの数を検証されたことは単純にすごいと思った。

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2023年08月08日

Posted by ブクログ

生成AI関連の本、いろいろ出ているので、できるだけ各種読んでみたいと思っている。

Chapter 4 無限の可能性を予測する

この部分の見解を知りたく、本書では切り込んで書かれているが、私的には同感できる箇所は少なかったかも。
とはいえ、広くわかりやすく紹介されており、全般を延べて知る本としては良書である。

挿入図の一部、もう少し鮮明なものが欲しかったかなというのがマイナス点かな。

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2023年08月08日

Posted by ブクログ

【夢がひろがる】
画像生成AIのmemeplexを実際に使用して、アニメポスターを作成しました。
ずばらしいクオリティです。

作例を以下に添付します。

同じ呪文(プロンプト)を打ち込んでも全く異なる絵になったりするので、現状ではコントロールがむずかしいところはあります。しかし、自分で描くことを考えれば数秒でこのクオリティの絵を描くことはすばらしいです。

(作例は見れないのですね、残念)

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2023年07月21日

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