【感想・ネタバレ】2013年、日本型人事は崩壊する! 企業は「年金支給ゼロ」にどう対応すべきかのレビュー

あらすじ

60歳以降の社員の雇用延長や、定年後再雇用者を生かすキャリア開発はどのようにすべきか? 中堅・女性・若手社員を含めた全体の人事・報酬システムの改革案など、高齢化を迎える企業社会において、競争力を生み出す組織作りを解説!

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Posted by ブクログ

2013年より60歳になっても年金受給できなくなるため、年功序列型賃金制度などの、以前の社会システムで成立していたシステムを変更しよう。という本。

大きくは以下の3点
・報酬制度を変更しよう
・高齢者(60〜70)でも知的生産を行える人材開発をしよう
・女性が働きやすい環境を整備し、日本の生産力を向上しよう

日本が抱える人事報酬制度の課題
・55歳定年が根底に残っている
・給与カーブが年功的である
・人件費が変動費化されていない
・マスメディアさえ報酬ポリシーを誤解している
・嘱託者が活躍していない
・女性が活躍していない
・大学全入世代の受け入れ態勢が整っていない
・ハングリー精神などで中国人に完敗している
・諸施策がモチベーション向上につながっていない
・コア人材の育成が遅れている

これからの人材育成キーワード
・半強制
・基礎
・体験
・終身教育
・PDCA

日本人とは
・真面目で担当職務を遂行するために頑張る。が、誰も仕事を与えないと何をしていいか分からなくなる。
0から仕事を創造できない。

日本企業に必要な価値観/風土
・修羅場を体験できるローテーションに手を挙げる
・年長者を敬う
・部下をリスペクトする
・助け合いの精神を共有する
・完全リアイアするまで上昇志向と付加価値向上意識を持ち続ける

本田宗一郎の言葉
「社長なんて偉くも何ともない。要するに命令系統をはっきりさせる記号にすぎない」

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2011年05月01日

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