【感想・ネタバレ】まるで名探偵のような 雑居ビルの事件ノートのレビュー

あらすじ

高校生の小南通(こなみとおる)は、雨宿りに入った雑居ビルの喫茶店で“名探偵”に出会った──。探偵事務所、占いの館、古書店など、ビルに店を構える店子が喫茶店に持ち込む奇妙な謎の数々。日常に退屈していた小南は謎解きに挑むが、正解に辿り着くのは決まって喫茶店店主の娘、三津橋芹(みつはしせり)だった。会社員の身辺を調べ回る偽探偵の目的、失踪した大学生の行方を日記だけを手がかりに捜す、古書に記された江戸時代の秘剣密室殺人の真相など、トリッキーな難問に挑む高校生コンビの推理と、店子たちのほろ苦い人生模様を描く連作短編集。/【目次】第一話 「名刺は語らない」/第二話 「日記の読み方」/第三話 「不死の一分」/第四話 「パック寿司とハムレット」/第五話 「名探偵の死角」

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Posted by ブクログ

日常の謎を解く連作短編ミステリ

それぞれの話に描かれた個人エピソードが、ホロリとアクセントを添えて、今年読んだミステリでいちばん良かったなぁと思いました

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2023年12月16日

Posted by ブクログ

主人公は男子高校生、
初めて入ったカフェで不思議な事件の話を聞いて、その場にいる人で真相を考える〜という流れ
基本的には安楽椅子探偵もの、って感じで、わからないわって事が持ち込まれて考えるってモノ
男子高校生は探偵に挑戦する(みたいな立場のもの)って感じで、探偵側の役目を、表紙にもいる女の子が担当

謎解きパート?が本筋ではあるんだけど、みんなと関わっていく上で変化していくこの2人の関係性だったり考え方だったりも見どころ!
ゆっくりと変化していくこの様を、あるいみ1番楽しんでましてんฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

男子高校生と喫茶店の娘が常連客が持ち込んできた小さな謎を解いていく話し。短編集。
江戸時代?くらいの密室殺人はあるけど、その他の話しでは殺人事件は起きません。
コージィミステリーではあるけど、常連客や喫茶店のマスターと娘の過去が重い。
主婦の人は別に重くなかったですが。
もう少し気軽に読みたかったなと思いました。
あと、最後の喫茶店の娘が呟いた言葉の意味がわかりませんでした。

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2024年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】名刺は語らない/日記の読み方/不死の一分/パック寿司とハムレット/名探偵の死角

安楽椅子探偵もの。
「不死の一分」は古書を発端とする密室殺人事件。だから誰にも真相を確かめることはできない。それをいいことに……。

芹の造形が作り物めいているのだが、それはためにする設定か、はたまた実体験か。
高校生が自由にサボれるのは、一昔以上前のような気がするのだが、現代でも大丈夫なのか。この辺りの常識がアップデートされていないので謎なのだが、それをいうのは野暮なのかな。

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2023年09月22日

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