あらすじ
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【がんばれば「普通」に届く。だからがんばるしかなくなる】周囲から浮かないようとみんなに合わせ、自分を押し殺し、他人を優先しすぎて疲弊してしまう「過剰適応」。重い発達障害の人は「普通」に合わせられません。合わせることを諦めている人もいます。しかし、軽度の人はがんばれば合わせられるので、必死に努力を続け、気が休まるときがありません。このように日々ストレスにさらされている人はどうしたらラクになるのでしょうか? 過剰適応のメカニズムを紐解き、その対処法を明かします。まわりに合わせようと必死にふるまって、一日が終わるとグッタリしてしまう人に贈る、自分の発達の凸凹を正しく理解し、日々の疲れをとり除きながら生活していく方法。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
過剰適応
このワードを聞いたことがある人って
どれくらいいるのだろう。
私自身、病院、リワーク等で過剰適応を指摘され
何が 過剰 なのか?
ハテナでいっぱいだった。
がまんをすべてやめること。
これを指示された時の私は
普通に捕われてら完璧でなければきけないと
すごく偏っていた。
発達障害と判明した今
子の本を手にとり、いくつか本は読んだけれど
その中でもライトに簡潔に日常生活の困りごと
に気付かせてくれる良本と感じた。
理論、研究、判断基準
そういったものは色々な本でわかる。
困りごとについてもざーーーっと書いてあるものはある。
この本は社会人で壁にぶつかった自分や
大人に求められていること
社会に求められていること
それらに届いているのか?届けないのはなぜか?
もやもやとストレスを抱えていたところに
なぜ、こんなにも、
疲れているのに
がんばっているのに
普通 ではなく 少し変で
時間をかけても、理解を頑張っても
周囲には伝わってる気がしないのか。。。
うまく行かない自分を受け入れるキッカケ
をくれた。
また、そんな自分でも、最大限の生産性を出すにはどうするのか!
これを明確に書いてくれたこと。
そこが中身が当たり前にみえても
納得感をすごく得られたので
そっか。ひとまず、楽しく暮らせるために
自分の時間を生きよう
そう思わせてくれた。
比較的最近の本だからこそ
薬の最新版
特性判断基準の最新版
なども色々載っていて
自身が受けたもの以外にもあるんだなぁと
一人一人症状が異なる障害の中で
自己理解をふかめるための方法も提示してくれていて
薄いながらも中身はしっかりしていた。
診断後少し落ち着いた頃に読むのにオススメ。
アルアルの山。
_______
他人の時間に、左右されない。
自分のリズムを守る
_______
これが、一番やりたいけれど難しい。
家族、恋人、職場
各環境でうまく調整していこうと思った。
Posted by ブクログ
あぁ、、、こういうことか、、、
分からなかった健常との理解のヅレと
グレー故の自分の今までの努力 そして限界に
もぉいいよ、、、
そう、声をかけられそうです
十分、頑張ってきたよ、、、私
けど、だから中に入れない疎外感はどうにも否めない
慣れたはずなのに、やっぱり寂しい、、、
Posted by ブクログ
【良かった点】
・改めて自分の特性について見つめ直したり、整理するキッカケになった
・文字数が多すぎずイラストも多めなので読みやすい
・発達障害の苦しみをわかりやすく可視化してくれていて心が少しラクになった
【残念だった点】
・対処法が何度も見たことのある様なものしか載っていなかった。「わかってる!わかってるしそれをやったら楽になる部分もあるけどそれができないから苦しいんだ...泣」って思う部分もあったり(笑)
規則正しく生活するのは定型発達者でも難しい、お医者さんだからこその最もで正論すぎるアドバイスだけれど、もう少し別の視点からのアドバイスも書いてほしかった。
【総評】
特性を見つめ直したり整理するキッカケになったし読んで良かったとは思う。ただ、大きな感動などはなく期待は上回ってこなかった。
Posted by ブクログ
分かりやすく読みやすい文章で、見開きの2ページで章の文章が終わっている所も見やすかった。
過剰適応について、障害ごとの特性も分かりやすく書かれていて自分に当て嵌まる特徴は障害のこのような特性から生まれているのかなと予測を立てて読むことができた。
たとえば、最初に覚えたことを忘れられないという特性から、他者に対して第一印象の固定観念が抜けきらないところがあるのかな等。
ただ、脳疲労の対策については当たり障りのない内容しかなく、日々気を付けていることしかなかった。仕事中の対策についてもこれをやってもなお疲労は溜まることしか書かれていなかった。
発達障害を持つ人が、日々辛さを抱えながら生きることは変えられないことなのかと重々しく感じる。
また、グレーゾーンの人の方が過剰適応してしまう率が高く、重度の人は気にしない(もしくは諦めている)という書かれ方が多々あったのは気になった。手帳を取得していたり、オープンで働いている人だとしても人間社会に溶け込まないとならない限り適応しなければならないのは変わらないし、この社会に偏見や差別のある限り疲労は無くならないのだと思う。