あらすじ
「時間のムダ」「何も決まらない」「声の大きい者が勝つ」「落とし所が見えている」。会議という言葉から、そんな連想をしませんか? それでは参加者の知恵もやる気も出ず、会議もプロジェクトも非効率で活気のないものになってしまいます。ファシリテーションのスキルは、参加者の知恵とやる気を引き出し、成果と満足感をともに得るためのものです。ファシリテーターが議論のプロセスを舵取りすることで、ミーティングやプロジェクトは劇的に改善します。それはチームを変え、ひいては組織を変えることにもつながります。しかし、いざ学ぶとなると難しいと感じる人も多いようです。そこで本書では、議論をするための場のデザイン、意見を引き出すための対人関係、議論をかみ合わせるための構造化、意思決定のための合意形成という4つに大別したうえで、具体的な場面ごとに使える35のフレーズを紹介します。すぐに使える、実践的解説書です。
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Posted by ブクログ
ファシリテーションを実践して一年くらいしてから読むとホントに良い言葉、学びになるポイントがたくさんあって、素晴らしい本だと思う。付箋だらけになった。
Posted by ブクログ
ファシリテーションについて実践的な方面から書かれた本。
すぐに使える35のフレーズについて、シチュエーション別で紹介している。
会議や話し合いの方法や基本的な知識についても詳しく書かれていて、わかりにくいところは図での解説もある。
ビジネスでのミーティングについての例ばかりだけど、結構学生でも使える。
もう少し早く読んでおけばよかったな。
Posted by ブクログ
実際的、分かりやすい。
ファシリテーションは、ゴルフと同じで、理論が分かっていても、実際にやってみないと、上達はしないものだとは思うが、それでも、こういった良質なガイドに従うかどうかで、上達のスピードは変わるはず。
Posted by ブクログ
会議を円滑に進め、効果的な結論を導き、その結論がちゃんと実行されること、を促すのがファシリテーター。
結論の質だけでなく、参加者の納得をいかに得るかが、実行にまで持っていくためのポイント。
Posted by ブクログ
体系だっているとはいえないが、極めて実践的な一冊。
もちろん教科書通りに切り返したところで会議がうまくいくということはないわけだけど、この手のテクニックを知っておくということは非常に重要。
ある程度の共通認識として持てると、世の中の会議ももっと生産的になるはずなんだけど。
Posted by ブクログ
昔読んだ本。ファシリテーションを勉強し直すため、再読。
ファシリテーションで効果的な台詞が35本まとめられていて、この台詞を覚えているだけで、なんかファシレそうな気がしてきます(笑)。
実際にはそんな簡単には行きませんが、覚えておいて損の無いフレーズばかりです。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
高い成果と参加者の納得を得るには、どのようにミーティングやプロジェクトを進めたらよいのだろうか?
その答となるのがファシリテーションの技術である。
話し合いのプロセスを舵取りすることで、参加者の主体性と相互作用を引き出し、参加者全員が満足できる、実効性の高い結論を短時間で導きだせるようになる。
本書では、35の実用フレーズを使ってファシリテーションを解説する。
誰もが明日から使える、実践的解説書である。
[ 目次 ]
第1章 「ファシリテーション」で会議を変える!
第2章 効果的なチームをつくるためのフレーズ
第3章 多様な意見を引き出すためのフレーズ
第4章 論点を整理して絞り込むためのフレーズ
第5章 みんなが納得する結論をまとめるためのフレーズ
第6章 ピンチ!に役立つ“とっておき”のフレーズ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
会議やブレインストーミングで、他のメンバーから意見を引き出す為のフレーズや、揉めた時に使うフレーズ等が掲載してあり、会議が多い会社にいる方におすすめの本。
Posted by ブクログ
同著者の「ファシリテーション入門」が総論だとしたら、本書は各論、実戦編。
一気に両方読むと吉。
基本的にファシリテーターとしての進め方を促すための武器(=フレーズ)を
集めたものですが、考え方も含めて交渉ごとにかかわる人は
参考に出来るところが多いので、前著と含めて取っ掛かりにはお勧め。
あとは、前著の基本的考え方(枠組み)と本書記載の実戦方法を頭に
入れて実戦あるのみ・・・だと思う。
会議の前にはもう一度両方共に読み返してみよう。
Posted by ブクログ
この本はファシリテーションの教本です。分厚い教本と違い、使えるテクニックが35のフレーズとして述べてあります。具体的なテクニックはのってありませんが、ファシリテーションの流れを覚えるには、十分な一冊だと思います。オススメの一冊です。
Posted by ブクログ
日本ファシリテーション協会の会長による、ファシリテーションの入門書。ファシリテーターとして身につけておくべき「35のフレーズ」を、わかりやすく解説。ファシリテーターって、どんな役割であるかがわかる1冊です。
Posted by ブクログ
効果的なミーティングを行うには?
→話し合いの意義とは、成果、時間、満足感のバランス
会議のプロセスにおいてリーダーシップを発揮する
プロセスに納得できないと、結果にも納得できない
論点は必ず問いで書く
対立解消の基本アプローチは、
1.互いの理解を深め、協働関係を築き上げる
2.対立を解消するアイデアを柔軟に考える
Posted by ブクログ
そもそも、ファシリテーターって何?という人。
なんとなくファシリテーターと名乗っている人。
必読書です、スキル面で多くの事が書かれている書です。
Posted by ブクログ
◆読書目的:会議でのフレーズを取得する
◆達成できたか:覚えて、記憶に定着させられれば。
◆Next step:会議で3つは使ってみる
◆評価点:60点
◆ポイント&キーワード
1:効果的なチームを作るためのフレーズ
目標設定:今日はどこまでやりましょうか?
プロセス設計:今日はどんな段取りで話し合っていきましょうか?
アイスブレイク:今、皆さんはどんな気分ですか?
仮置き:とりあえず、こんな感じで進めてみませんか?
2:多様な意見を出すためのフレーズ(発散)
-相手を受け止める
傾聴:なるほど、・・というのことですね
ー意見を引き出す
問い:・・という切り口で何かありませんか?
クローズドQ:・・といわれればどちらですか?
例示:例えば、・・というのはダメでしょうか?
3:論点を整理して絞り込むためのフレーズ(収束)
-意見を噛み合わせる
言い換え:要するに・・ということですか?
多面思考:・・という観点で考えなくてもよいのですか?
リフレーミング:例えば、こういった考え方はできませんか?
ー議論を整理する
グルーピング:意見は、いくつかにまとめられませんか?
ファシリテーション・グラフィック:ここに描いて整理してもよいですか?
構造化ツール:試しにこんな形で整理してもよいですか?
論点整理:・・という点について、意見をお願いできませんか?
4:みんなが納得する結論をまとめるフレーズ
-創造的な合意形成を促す
意思決定:さぁどうしましょう?
共感的理解:彼がなぜその意見にこだわるのか、みんさんわかりますか?
上位目的:なぜこれをやるのでしょうか?
代替案:何か別の手段で達成できませんか?
悪循環の解消:お互いに何かできることはないのですか?
-実効性の高い結論に導く
アクションプラン:誰が何をいつまでにやるのですか?
#ピンチに役立つフレーズ
ペースチェンジ:少し休憩をとりませんか?
意思の尊重:やりたい人だけがやるというのはいかがでしょうか?
自己主張:ちょっと意見を言ってもいいですか?
援助の依頼:ここから先、どうしたらよいと思いますか?
Posted by ブクログ
ファシリテーションのことはだいたいつかめた。
でも、いま自分がおかれている特殊な状況をどうするかわからず。
ま、本の答えはないよね。
水から考えなきゃ。参考参考。
Posted by ブクログ
ファシリテーションに関するワンポイントのアドバイス集。
理論的な説明は省いて、実践的な切り口で書いてあるため、1つでも2つでも明日から使ってみようという気になる。
ファシリテーターは、中立な立場で、
①意見を引き出し
②論点を整理し
③最高の結論を導く
という3つを行う。
そのためには
①要約
②構造化
③ブレスト
④フレーム設定
などを行わなければならない。
学ぶことの多い1冊。
Posted by ブクログ
2012/02/02
さささっと読んだ。
読むとしたら入社3年目までかなー。
特にコメントないなー。
ちゃんとしたファシリテーションの本読みたい。
Posted by ブクログ
かなり実践的な一冊。
『ファシリテーション入門』から読むと、わかりやすいと思う。
実際にこの言葉そのものが使えるかどうかは疑問だが、
方向性を踏まえつつ扱えたらかなり有効だと思う。
「ただ、なるほど」で終わってしまってはもったいないので、実践でも使えるようにワザ化していきたい。
最後の「ゲリラ戦で会社を変えていこう」というフレーズは個人的に好き。